以下、「等分」の意味が鏡像の関係にある2つの立体の場合にも使
われると仮定しています。つまり、平行移動と回転だけでなく裏返し
を使って移り合う場合をも含むという意味です。
立方体は線分agの中点に関して点対称ですので、agを含む任意の
平面で分割すると、別れた2つの立体は互いに合同です。
agを含むどんな平面で切ってもいいです。
わかりにくければ、少々大げさですが以下のように考えてみたら如何
でしょうか。
agの中点を原点とみます。
agの垂直二等分面上の原点以外の一つの点pを固定して(pはC上に
あってもなくてもよい)、それぞれの点を原点を始点とする位置ベクト
ルと同一視して
A={q=(x,y,z)∈C;p・q≧0}
B={q=(x,y,z)∈C;p・q≦0}
(「・」はベクトルの内積)
と置くと、A、Bはagを通りopに垂直な平面をVによって分割された
Cの2つの部分とみることができます。
C=A∪B、A∩B=V∩C
ここまで確かめてみてください。
写像f:A→Bを、
f((x,y,z))=(-x,-y,-z)
によって定義すると、任意の(x,y,z)∈Aに対してf((x,y,z))∈Bであり、
逆に、任意の(x,y,z)∈Bに対してf((x,y,z))∈Aでもあります。
これも確かめてみてください。
※もし確かめ方がわからなければ、座標を入れて考えてみる
のも一法です。
a=(1,1,1)、b=(1,1,-1)、c=(1,-1,-1)、d=(1,-1,1)、
e=(-1,1,1)、f=(-1,1,-1)、g=(-1,-1,-1)、h=(-1,-1,1)、および
C={(x,y,z);-1≦x≦1,-1≦y≦1,-1≦z≦1}
などとしてみるといいでしょう。
fは原点についての対称変換であって任意の二点間の距離を変え
ませんから、AとBは同じ形で同じ大きさで互いに鏡影の関係であ
ることがわかります。
>2.また面acge を拡大した平面に直線L が含まれることはどう
>やって証明できますか?
平面の任意の二点を結ぶ直線は元の平面に含まれることの
証明ですか?それは明らかとしか言いようがありません。
質問者さんが考える平面や直線の定義を書いていただければ、
説明できることがあるかもしれません。
お礼
一番わかりやすかったです。 ありがとうございます。