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誤嚥性肺炎のえんという漢字について燕
誤嚥性肺炎の「えん」というは「のみこむ」ということのようですが、これと「ツバメ・燕」とはどういう関係があるのでしょうか?その謂れなど教えてください。
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質問者が選んだベストアンサー
>元は漢字のなかった「エン」という言葉・単語でもあったのでしょうか? そのとおりです。「嚥」は「エン」(yan3)という言葉を漢字にしたもので、「のどの狭くなったところを押し下げて、ぐっとのみこむ」という意味のことばが「エン」です。これは「咽」(エン yan1 yan3)つかえた食べ物をぐっとのみ下すのどぶえと同系です。 「嚥」は「燕」(つばめ)とは直接関係はないことになってますが、「エン」(押し下げてぐっと飲み込む)という言葉を表す音を持ってくるときに、わざわざこの字を選んだのは、「燕」(yan3 yan1) ゆったり落ち着く=「宴」(yan3)上から下に腰を落としてやすらかに落ち着くと同系・・・というふうに、「落として落ち着く」という意味を持つ漢字を使うことで、直接は関係なくても連想がきく文字をもってきたのかも知れません。 いずれにしても「形声文字」が「音だけを表し」「意味を持たない」というのは大きな誤りです。「エン」という言葉自体に「飲み込む」という意味があるからこそ、おなじ「音」の「燕」という文字を「つくり」に選んだのです。質問者さんが疑問に感じるのは当たり前で、その「疑問」とてもセンスがいいですよ。 形声文字については
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- diogenes
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書き忘れていましたが、漢字のない時代から「エン」という言葉(単語)はありました。「はじめに言葉ありき」です。
- SPS700
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これは「形声文字」(下記)と呼ばれ、一部が意味(この場合「口」)、一部が発音(ここでは「燕」)で作られています。ですから「ツバメ」とは音が似ていますが意味関係はありません。 http://1st.geocities.jp/ica7ea/kanji/moji_2.html
補足
お礼がおくれました。ありがとうございます。それに為になるURLのご紹介重ねて御礼申し上げます。ところで、単なる「音」とするなら、何で燕だったのかは大きな疑問として残るところです。元は漢字のなかった「エン」という言葉・単語でもあったのでしょうか?たとえば外国語で?純粋な日本語だったら何でもっと簡単な漢字を当てなかったのか?も疑問です。
お礼
ご教授ありがとうございます。なるほど、何かしかの関係があるからこそこういう字になったのだろうなとは思ってはいたのですが、良く納得できました。漢字は大の苦手でしたが、こうしてみると漢字というのはなかなか面白いものですね。遅れましたがありがとうございました感謝します。