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誤嚥性肺炎になると
誤嚥性肺炎になると体力が急に奪われて寝たきり状態になると表示されたサイトがありましたが本当ですか、教えて下さい
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そのような患者さんもいるので、ある意味、正しいとも言えますが、誤嚥性肺炎の全てを言い表しているわけではありません。 まず、誤嚥性肺炎の元になる「誤嚥」とは、何か、どうして起きるのか、ということを知らなければなりません。 誤嚥とは、本来、食堂へ行くべき物が肺へ行ってしまうことですが、それは食物だけでなく、唾液もあります。 では、なぜ、食物等が肺へ行ってしまうのか? それは、咳が上手くできないからです。 普通ならば、気管に食物等が入り込もうとすると、激しく咳き込んで排出しようとします。 それが完璧にできない、つまり、残ってしまうということは、機能が衰えていることを示しています。 その代表的な例が、高齢者で寝たきりの人です。 つまり、そもそも誤嚥性肺炎とは、高齢者で寝たきりの人に多く発症する疾患なのです。 寝たきりでなくても、体力が衰えている人は、誤嚥性肺炎で数週間の治療が必要になってベッドに寝ていれば、誤嚥肺炎が治っても、それがきっかけで、寝たきりになってしまうこともあります。 つまり、 元気な人は、そもそも誤嚥性肺炎になりにくい。 体力が衰えている人は、誤嚥性肺炎になりやすい。もともと、体力が衰えているので、誤嚥性肺炎になれば、寝たきりになりやすい。 もっと体力のない、そもそも寝たきりの人は、より誤嚥性肺炎になりやすい。 統計によると、誤嚥性肺炎は、年齢と共に増えて、 80歳以上の肺炎の8割以上、90歳以上の肺炎の9割以上が誤嚥性肺炎です。 下記の論文の図1を見てください。 https://www.jstage.jst.go.jp/article/geriatrics/50/4/50_458/_pdf 繰り返しになりますが、 (1)誤嚥性肺炎は、機能の衰えた高齢者、特に、寝たきりのような人に多い。 (2)機能の衰えた人が誤嚥性肺炎になれば、治療に数週間かかり、寝たきりの原因になりやすい。 (3)比較的若い人が誤嚥性肺炎になっても、体力もあり、回復も早いので、寝たきりになる可能性はとても低いです。 ご参考になれば、幸いです。
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- asciiz
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卵と鶏のどちらが先か、という話になってしまいますが。 食道には、肺への分かれ道(気管)があります。 健康な人間であれば、空気は肺へ、食物は胃へ、送ります。 粉状のものをうっかり息と一緒に吸い込むと、激しく咳き込んでしまいますよね。それも異物を排除する正常な反射運動です。 しかし体力が落ちて寝たきりになると、肺への通り道をふさげずに、食物や唾液が肺の方に落ちてしまったりします。 これが「誤嚥」です。 反射も悪くなると、異物を排除できません。(咳をするにも体力が要りますので) そうして唾液や食物等が気管・胞に溜まり、炎症を起こす、これが誤嚥性肺炎です。 ウイルス性肺炎とは明らかに原因が違うわけですね。 誤嚥性肺炎になったから寝たきり状態になる、というよりは、寝たきりのような体力・抵抗力の落ちてしまった状態だからこそ、少しの誤嚥で肺炎を発症してしまった、という方が自然な気がします。
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ありがとうございます
- smi2270
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こんにちは! 誤嚥性肺炎の場合 早期の治療が出来れば寝たきり状態になる事は非常に少ないです 誤嚥を分らずに放置していて肺の方まで食べ物が行ってしまうと 腐敗が始まり、その時点で処置した場合はかなりの重症で 高齢者様の場合は容態が急変し 寝たきり状態になる場合もある事は確かですが 殆どの場合はそこまで進んでしまう事は少ないでしょうね。
お礼
ありがとうございます
お礼
ありがとうございました。