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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:体が温度を計るメカニズム?)

体が温度を計るメカニズムとは?

このQ&Aのポイント
  • 我々の体が様々な温度を測るメカニズムについて考えてみましょう。
  • 外気との温度差だけでは説明できない、風邪の「さむけ」や「ほてり」の感じ方の違いについても考えます。
  • 身体の内部には体温変化のほとんどない何かがあって、それを基準として自分の体の温度変化を感知しているのではないかと考えられますが、風寒型と風熱型の違いは説明できません。

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.2

>運動による体温上昇時に体が熱いと感じるのは、温度変化の少ない核心部から体表部の温度上昇を感知しているから。  風邪による体温上昇時に寒いと感じるのは、核心部か脳の冷ニューロンが温度上昇を感じているために、それと対比されるかたちで体表の温度が下がっていると感じる、つまり寒いと感じる。  大体の内容はその考えでよろしいのではないでしょうか。この場合、核心部というのは間脳の視床下部にある体温中枢という場所ですね。   風邪による場合は、いわゆる炎症誘導物質などが間脳に働きかけて発熱を誘導するわけです。このとき寒いと感じるのは、ご指摘のように冷ニューロンが発動されるからですね。    こんな回答でよろしいでしょうか。  

noname#9009
質問者

お礼

ありがとうございます。大変参考になりました。

その他の回答 (1)

回答No.1

 こんにちは。   私なりの考えを書かせていただきますね。   強い寒気、全身の震えを感じたとします。  寒気を感じることと全身が震えることはリンクしています。   つまり、このときの振るえとは、いわゆる筋肉の震えです。骨格筋が不随意的に起こす収縮で、この収縮で出るエネルギーはすべて熱となります。また、非震えという現象も見られまして、こちらは骨格筋を収縮させるのではなく、交感神経の緊張が高まることにより起こります。いわゆる褐色脂肪組織という脂肪の中の一部分が熱産生を起こすと考えられています。   また、寒気を感じると、交感神経が興奮し、軸索末端からノルアドレナリンという神経伝達物質を出します。それにより、皮膚血管が収縮しますので、末梢血管抵抗が増加、血圧も上がります。   また、皮膚の立毛筋は収縮し、毛が立ちますね。   これらはすべて冷ニューロンの存在によって説明されます。   主に視床下部の視索前野という部分が発熱の中枢とされていますが、これは人間の体温36.5℃を基準としてこれより高ければ下げる方向に働きますし、これより低ければ温度を上げるという作業を行います。今回の場合は後者の働きによるものだと考えられます。つまり、体の内部で、温度の低下が感知され、それにより強い震えが生じ、体の深部体温を上げる方向に体は持っていったのでしょう。   つまり、寒気を感じる度合いによって、この交感神経の活動の度合い(これを生理学的にはインパルス発射の度合いの違いと考えます。)を変化させて、発熱を起こさせたものと予想されます。   しかし、例えば高熱を生じる前というのは、それにもまして強い震えを感じます。しかし、このときは少しその作用機構が違います。   普通、外界からウイルス(ウイルス=外因性発熱物質)が体内に入ることによって、風邪などを引き起こすわけですが、まず免疫担当細胞(マクロファージなど)がこいつらを食い始めます。そのとき、炎症反応が起こり、内因性発熱物質であるサイトカイン、インターロイキンなどを放出します。こいつらは脳に炎症が起こっていることを知らせる重要な物質です。サイトカインは脳にそのまま入ることはできませんから、脳の毛細血管内皮細胞に働きかけてプロスタグランジンという物質の産生を促し、これがし視索前野に働きかけてさきほどの冷ニューロンの働きを強め、発熱が誘導されるわけです。   高熱の出る仕組みは、風邪を引いたりしたときのいわゆるウイルス感染時と、普通のたとえば寒い環境下にじっといたときに生じる発熱機構とは違ったものであることを認識していただければと思います。      あまり回答に自信がないのですが、私自身生理学を学んでいる一人として書かせてもらいました。私自身も非常に勉強になりますので私の回答を読んでおかしいと思いになったらご指摘ください。一緒に考えていきましょう。

noname#9009
質問者

補足

少し調べてみたのですが、それでいくつかの点は理解できました。 ひとつは、核心部(core)と呼ばれる身体の中心部の温度は環境温に関わらずほぼ37℃と一定である、ということ。それと、相対的な温度変化ではなく絶対的な温度変化によって白血球の活動が変化すること、それによって脳の温度感知が影響を受けること。 それは理解できました。 それで推察してみたのですが、 運動による体温上昇時に体が熱いと感じるのは、温度変化の少ない核心部から体表部の温度上昇を感知しているから。 風邪による体温上昇時に寒いと感じるのは、核心部か脳の冷ニューロンが温度上昇を感じているために、それと対比されるかたちで体表の温度が下がっていると感じる、つまり寒いと感じる。 こんな感じになるのでしょうか?