宮本武蔵の「お通」について
お世話になります
宮本武蔵の「お通」のキャラクターて、なんでしょうか
以前からのいろんな女優が映画・テレビでくりかえし
演じているのを見ていていますがどれを見ても、
なにかピンときません
すなわち、演じきれていないのです
「ただ単に、武蔵をあとを追うだけ?」
「好きというだけで、危険極まる旅に出れるのか?」
「そんなにいちずなら、結ばれるはずだが?」
「結局はどんな形で武蔵と別れたのか?」
「別れたあと、どんな人生を送ったのか?」
このことについて、考えてみたのですが
「米倉涼子さん」の演技力の問題でないのだと思います
原因としては原作での吉川英治さん自身が書ききれて
いないのが、そもそもの原因だと思います
記述当時は連載小説としてだったので、無理はないこと
だと思います
同じ現象は、本田院又八・お杉婆にも言えます
お杉婆が武蔵を憎んで旅に出るというのもやや無理が
あります
どうも、この3人の人物設定には「荒さ」あるようですし
3人のその後の結末もはっきりしません
吉川英治はあまりこの3人については当初は重視していな
かったのでないでしょうか
ところが、映画等では準主役になってしまったので
結局はどの監督さんも脚本家も描ききれなかったのでは
ないでしょうか
そもそも原作に、確たる人物像がないのですから。
「お通」に生き生きとしたそれなりの人間像をあらためて
ふきこむには、「司馬遼太郎」なみの執筆力が脚本家に
必要なのかもしれません
「お通像」はどのような脚本・脚色すべきなのでしょうか
みなさんのご意見、よろしくお願い致します
お礼
ありがとうございます。