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フェアトレードと現地経済に及ぼす影響
今回お伺いしたいことは、 先進国の挙動が、超激貧発展途上国に及ぼす影響です。 しかも直接的影響についてのみ お伺いします。 では、質問です。 日本、もしくはASEAN加盟国全域が フェアトレード法を制定し、 ほぼ例外なくこれを守ったとします。 この仮定の内でお伺いします。 発展途上国経済はどうなりますか? 破綻しますか? 因みにここで言う「フェアトレード法」とは、 依頼受託国内の末端従事者が一定の、生産、労働内容、労力、成果を成す場合、 批准国内の同等換算労働者が営む生活水準、 これと同等の生活水準を営める給与を保証する。 ただし末端従事者とは 実際に業務に携わるもの、それを管理するもの、ロジスティクなど、メインに当たらない業務 これらの全てを、地域に関わらず さすものとします。 また、業務は製造業に限らず。 「法務順守上問題のない業務全て」 と、します。 中国などでは当たり前のように 所謂「たこ部屋」にいれられ、 人権を軽視しといると思える対価での労働を強いられ、 これに対し、 人としての扱いを、権利を求めて 暴動が起こっています。 労働者への人道的な支払いを望むところですが、 これが逆に地域経済に対する影響を理解せず、口にすることに恐怖した次第です。 どうぞご教示をお願いします。
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- gootttt
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少し補足です。 >どうして「搾取」が強まり得るとかが解りません。 & >不平等な格差は起こり得るでしょうか? 資本の蓄積は、資本の集積を招きます。 なぜならば資本は集積して初めて価値を生むからです。 皆が100円ずつ持っていても何もできませんが、100人の100円を集めて1万円にすればミシンくらいは買えます。 それで洋裁をすれば商売ができます。 このように一定程度社会に蓄えが生まれると、それは集積し拡大していく傾向があります。 これは避けられないことですし、必要なことです。 ただし、資本の集積は経済的権力の集積につながります。そしてその結果富の分配の不公平、つまり搾取が生まれることがあります。 つまりフェアトレードが国際的な搾取ではなく、国内の資本家と労働者の間での搾取を生む可能性があるということです。 まあ途上国の経済なんて多かれ少なかれ搾取を原動力にして発展するんですけどね。 >やはり実現はよほど慎重にしないと、困難なのでしょうか? フェアトレード自体は面白い試みだと思います。 政府を通しての支援では有力者の無駄遣い、例えば貧困対策の補助金がアメリカの武器購入に当てられかねないわけです。 対してフェアトレードは生産者に届くわけですから、有益な対策になりえます。 ただし、複雑な人間社会の経済活動に完全で完璧などありません。 まあフェアトレードは基本的には悪いことではないと思います。 それに富の集積の結果、貧困国で搾取が生まれても、それはその国の国民自身が行なっていることなのでそこまで面倒見る必要もないかと思います。 我々が何でもかんでも貧困国の面倒を見れるわけではないです。我々ができることはチャンスを与えることだけで、それをいかせなかったのであれば、それはその国自身の問題だと思います。
- gootttt
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まずフェアトレードにより、十分高い値段で売られるようになったと仮定して話します。 短期、中期、長期で説明します。 短期では、輸出産物を作っている人たちが儲かります。 生活水準も上がるでしょう。 中期では、そこで得た儲けを元に産業が発展します。つまり成長が始まります、はじめは徐々にそして加速すれば高度経済成長が20-30年続くでしょう。 この中で、産業の集積と資本の集積が発生しますので一時的に貧富の格差は拡大し、労働者に対する搾取は強化される可能性はあります。 長期には、先進国と同じような社会になると思われます。 ただし、これは政治が安定状態でフェアトレードが国家を変えるほど大きな水準で行われ資本の蓄積が進んだ場合の話です。 現実問題として、多少豊かになり余裕が出てくれば、余裕が出たアフリカの中で独裁者に対して反抗する人が出てくるかもしれません。そうなれば最悪革命や内戦になり経済どころではなくなるかもしれません。
お礼
残念ながら、ご教示に追い付けていません。 ですので出来れば何点か質問をさせてください、 私の認識では 「フェアトレードとは全ての対価支払いに際しフェア」なことを言う と、思っています。 搾取階級も、独裁者の身入りも 例外なくです。 言い換えれば 十分広いコミュニティー内で全ての人が「フェア」である 自らの収入を決める際も労働評価に対し一定、 他者の収入を決める際も 同様に労働評価に対し一定 しかも労働評価が全くもってフェア こういうことだと思うのですが、 これで構いませんか? まあ、取り合えずこういう前提を掲げてるとして まず、1点目 どうして「搾取」が強まり得るとかが解りません。 次に、 確かに、福祉がなければ 労働力の費やせる全てを 収入に向けられるものと そうでないものとの間には 確かに格差が出るでしょうが、 2点目として、 それ以外に 不平等な格差は起こり得るでしょうか? つまり独裁者などか不当に私利を追究するなどといったことは 起こるのでしょうか? あと、ご意見からは外れますが 想定解として、 「賃金の気遊撃な上昇と同時進行で物価上昇が起こり、スパイラル化して 「ふぇあ」な状態域まで賃金価値が至れない、物価上昇に追い付けない」 と、言うものを想定していたのですが、 3点目として、 これについては如何でしょうか? やはり実現はよほど慎重にしないと、困難なのでしょうか? 他にも質問があるのですが、まずはこの3点について ご教示をお願い頂けないでしょうか? 宜しくお願いします。 因みに、他の指紋例として一つ、… 往々にして、現先進諸国は 対価支払いに際し、 アンフェアの巣窟のようなもの。 常にフェアであることを前提に挙げているなかで 何故現先進諸国型似落ち着くのか、疑問です。 私の現状の知識レベルでは お答えに追い付けません。 まあ、 全てにおいて揺らぐことなく常にフェアである そんなことなんて、 妄想なのかもしれませんが、ね。 (※:欲望追求の果てに成り立っている現経済規模が、 理性的、または慈愛的(?)な支払い構造に移行できるか、 現状のパイすら維持できうるか、心配な限り、 何せ欲望を捨てた途端に絶滅する定めを逐ってますからね)
お礼
未だいまいち解っていません 何故なら、 >フェアトレード=富の不公正分配の否定 だと思っているからです。 池上氏の言葉を意訳して引用すると 「経済学とは富の最適再配分だ」とのことだったと思います。 ・フェアトレードというスレットの前提からずれている点 ・経済学の前提から逸れている点 (※:まあ目標に実現に当たって現実を直視する その結果こういった状況をまのあたりにする… と、云うことなのでしょうか) この2点について、今回お示し頂いた内容が 何故そうなのかが まだ理解が及びません。 とはいえ、度々お付き合いを願うのも何ですから、 一端この辺で閉めさせて頂こうと思います。 お心砕き、有り難うございました。 また再度、時を変えて ご教示を頂ければ幸いです。 あっと! 蛇足ですが、 国にも出来ることが有るかも知れません。 国家連合間で統一労働評価基準を策定した上で、 域内の不公正分配を禁止するのです。 やるとすれば、此は国の仕事で 国以外の仕事ではないかも知れません。