- 締切済み
英文法書の評価
よろしくお願いいたします。 江川『英文法解説』(1991)の評価を教えて下さい。 高い評価も多いです。 ところが、その逆も聞くことがあります。 使用目的などは、評価の対象外とさせていただきます。 明らかな問題点などありますか。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
みんなの回答
- go_urn
- ベストアンサー率57% (938/1643)
1)Amazon の評価は読まれていますか? http://www.amazon.co.jp/%E8%8B%B1%E6%96%87%E6%B3%95%E8%A7%A3%E8%AA%AC-%E6%B1%9F%E5%B7%9D-%E6%B3%B0%E4%B8%80%E9%83%8E/dp/4760820094/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1350554130&sr=8-1 2)書評は、結局信用の問題ですので、ご自分が信用される方の意見が一番いいわけです。こういうオープンな場ですと、回答しているのがどんな人だか分かりませんので、いいですよ、と言っても、駄目ですよ、と言っても、なかなか信用できないかも知れません。 3)また、文法書は、本質的にジレンマを抱えていて、分かりやすく書こうとすると、高度なことがおろそかになりますし、高度な問題を含めようとすると、初学者には分かりにくくなります。ですからどうしても、ある人からは高い評価を得られても、ある人には向かないわけで、ご自分で、自分に向くかどうかを確かめてみる以外に方法はないでしょう。持っていて損な本ではないので、実際につきあってみるのがベストでしょう。 4)私自身は、高校生の時から持っていましたが、ほとんど利用できませんでした。説明がそっけなく、例文も高級で、とっつきにくかったためです。 5)大学にはいって、予備校等で教えるようになると、少し使えるようになり、時々参照しました。類書の中では一番頼りにしていました。 6)それから半世紀近くが経ち、今どう思っているかと言いますと、長所は、その整理の良さで、今でも役立つことがあります。短所は、例文が時代に合わなくなっていること、初学者にとっての重要な情報が触れられていない部分があちこちで目立つようになっていることです。例えば、今ちょっと名詞のところを見ましたが、be friends with とか、shake hands with は、名詞を複数にする場合の例として当然触れるべきかと思うのですが、扱いが小さいです。実用という視点がやはり弱いですね。説明のそっけなさは高校生の時に感じた通りで、ちょっと学者ぶっているところが玉に瑕です。 7)結局、文法書の古典という位置づけがぴったりかと思います。1時代を画した文法書で、今でも有用性を失っていませんが、新しい時代に応じた、さらによい網羅的な文法書が望まれるところです。