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「その」の使い方について
日本語の質問です。 次の日本文で使われている「その」は、どれも文法的に正しい使い方ですか? (1) 私が書いた本と その内容が・・・ (2) 私が書いた本と その本の内容が・・・ (3) 私が書いた本と その私が書いた本の内容が・・・ くどいかどうかは別として、個人的には(3)を好んで使っているのですが、 三つとも同じ意味で、どれも間違った(不自然な)使い方ではありませんよね? 宜しくお願いします m(__)m
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質問者が選んだベストアンサー
お待たせして申しわけありません。こちらの宿題があったことを失念しておりました。 文例(3)「私が書いた本とその私が書いた本の内容が…」を「私が書いた本と私が書いた本の内容が… 」と改めたならばどうなるか、とのお尋ねだったと記憶しています。 先だっては「その」が掛かる先によって3つの可能性があるとのお話しをさせていただきました。 (A)「その」→「私」に掛かる (B)「その」→「(書いた)本」に掛かる (C)「その」→「(本)の内容」に掛かる、の3つのパターンでした。 これを変形する形で「私が書いた本と私が書いた本の内容が…」とした時には、少なくとも2つの可能性はあり得ます。 「と」の前にある「私が書いた本」をIとして「と」の後にある「『私が書いた本』」をIIとした場合、この文章からだけではIとIIが同一であることを「文法に基づいて説明をする」ことはかなり困難と言えます。また逆にそれが同一ではないとの合理的な説明をすることも同じです。 文意を読みとるには、どうしても前後の文章からの流れ(文脈とも呼びます)から把握するしかありません。もしこの文章をそのまま読んだ第一印象として、僕は別のものである感じを受けます。これはあくまでも、この文章に限定してとの意味ですので、質問者様からの問い掛けに適切に回答できているとの自信はありません。
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- TANUHACHI
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こんばんは。ご質問をいただきながら返事が遅くなってしまったことを先ずはお詫び申し上げます。さて、 >お題の文章を次の様に言い変えるとどうなるでしょう? 「私が書いた本と私が書いた本の内容が…」 「その」を省いた文章なのですが、個人的に何故(3)の文章に拘るかと言うと、 「私が書いた本」という重要な意味を含んだ文章を、「その」の一言で言い換えるのは なんとなく良い感じがしないというわけであります。 とのことですが、 (1)「私が書いた本と その私が書いた本の内容が」と(2)「私が書いた本と私が書いた本の内容が」を比較した場合、 (1)の文章では「その」の内容が何を示しているのかが曖昧との印象があります。具体的にみれば 「私の書いた本」とは別に「私の書いた本」がある(=多くの著書がある) 「著者である私」を強調している 「私が書いた本の内容」に関して説明している、と3通りの解釈ができる可能性があり、質問者様が仰るとおり「文意が明確ではない」との印象があります。この点は前回にもお話ししました。 前回に「どれが最もすっきりした文章か」とのご質問に回答することを忘れてしまった僕のミスが原因ですので、あらためてその回答をさせていただきます。答は(1)の「私が書いた本と その内容が」が一番すっきりした印象を受けます。 この文章だけを引っ張り出しているために、文意がはっきりと伝わりにくいとの考え方もありますので、前後そして文章全体の中で説明がなされているのであれば、質問者様が好まれる(3)の文章もアリといえます。 「その(そ・の)」に代表される「こそあど言葉」は代名詞の性質を持っていますので、その「掛かりと受け」が明確にすることも念頭に置いて文章を書いたり話したりすることが大切です。
補足
度々失礼します。 (3)の「その」を省いて 「私が書いた本と私が書いた本の内容が…」 とした場合どうでしょうか? 後の「私が書いた本」は最初の「私が書いた本」と別の本である可能性もあるのでしょうか?
- cxe28284
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個人的には(1)が明快だと思います。 (2)は「私が書いた本とその本の内容が同じだ。」などという文章になると、 そのは別の本を指していることになるので、文脈による。 (3)情報としては正確だと思いますが、私の書いた本が重複しているので、 省略すると1になります。
- TANUHACHI
- ベストアンサー率31% (791/2549)
こんばんは。文法的にはとの要件であれば、何れも誤りではありません。 但し、(1)では「私の書いた本」と「その」が同一のものを指すのに対し、(2)及び(3)では異なるものを指す可能性もあります。 これは「その」が「そ・の」として「指示代名詞+格助詞」であることに起因します。指示代名詞は「こそあど言葉」などと呼ばれ、「これ」「それ」「あれ」「どれ」や「この」「その」「あの」「どの」に見られる形です 「そ」は代名詞ですから、その中身が具体的に記されている部分を受けることになります。この場合では「そ=私が書いた本」ともなれば、話し手と聞き手がいて、両者が話題として採り上げている別の本を指している可能性もありえます。(2)よりも(3)ではそれがより具体的に提示された形とも言えます(文意としてはそう受け取ることができるが、「その」が「私」「本」のそれぞれに掛かる場合と「内容」に掛かる可能性の三つともあり、「著者である私」「私の著書」「別の本」)。 ですから3つの文章が必ず同じ内容を示しているとはいえませんが不自然であるともいえません。
補足
こんにちわ。いつもお世話になっております。 お題の文章を次の様に言い変えるとどうなるでしょう? 「私が書いた本と私が書いた本の内容が…」 「その」を省いた文章なのですが、個人的に何故(3)の文章に拘るかと言うと、 「私が書いた本」という重要な意味を含んだ文章を、「その」の一言で言い換えるのは なんとなく良い感じがしないというわけであります。
- bgm38489
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文法的には、間違っていませんが、僕の好みとしては、(1)ですね。 「その内容」が、文章の流れから、別の意味にとられる心配があるときは、(2)。 (2)の「本」が別の本を指している疑いがあるときは(テーマに別の本のことが上がっている場合など)、(3)にしますね。 「その」は、基本的に今言ったこと、を指すのですから。
お礼
ありがとうございました。 おかげ様で謎が解けました。 >「文法に基づいて説明をする」ことはかなり困難 >文章からの流れ(文脈とも呼びます)から把握する もう素直に 「私が書いた本とその内容が…」 と書くのがBESTですね。 これが一番、正確ですし、適切ですし、綺麗な日本語だと思いました。 有難うございました。m(_ _)m