- ベストアンサー
ルーレットのパラドクス
マーチン・ガードナーの本だったと思うのですが、表記のような設題がありました。(言葉は正確ではないかも知れません) 「次の3つのルーレットがある。 A:必ず3点を出すもの B:45%で5点、55%で1点を出すもの C:20%で6点、20%で4点、60%で2点を出すもの これらのうち、 (1)期待値が最大のものはどれか (2)任意の2つを競わせたとき、他の2つよりも高得点が見込めるものはどれか (3)3つを一度に競わせたとき、最高得点が出る確率が高いのはどれか」 3つの問いの答えがすべて異なるというのがパラドクスなのですが、不思議でなりません。まんまとはめられてしまったわけです。(^^; 期待値が高いことが、高得点を取る確率の高さとならないことは分かる(1が異なることは分かる)のですが、2と3の違いが分かりません。なぜにこうなるのでしょうか。ご説明いただける方、よろしくお願いします。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
#2です。 (2)について、#1の方の回答を見て合点がいきました。 (2)と(3)の答えが違う理由ですが、比べているものが違うからです。 (3)は3つすべての中での最高得点を考えているのに対し、(2)の場合は相手より高ければ、それが最高得点でなくてもよいわけです。 例えば、AとBを競わせたとき A=3,B=5 と A=3,B=1 の2通りありますよね。ここで A>B となるのを考えると、A=3,B=1のときですね。 このとき、競わせていないCはなんでもよいわけです。 C=6や4 で最高なのがCであろうと、C=2で、最高なのがAであろうとどっちでも構わない。とにかくA>Bであればよいわけです。 ここに違いが出てくる要因があると思います。
その他の回答 (2)
- hinebot
- ベストアンサー率37% (1123/2963)
Aの期待値 これは計算するまでもなく3点ですね。 Bの期待値 5*(45/100)+1*(55/100) = 2.8 Cの期待値 6*(20/100)+4*(20/100)+2*(60/100) = 3.2 よって、(1)の答えはCです。 さて、(2)を考えます。 ちょっと引っかかるのは「他の2つよりも」という部分なんですが、他の2つってどういう意味ですかね? 例えば「AとBを競わせたときのA」みたいな回答の仕方ですかね?(この場合、他の2つはAとCを競わせた場合と、AとBを競わせた場合のことと解釈したんですが) あと、高得点が見込める=高得点が出る確率が高い、なのか、高得点が見込める=期待値が高い、なのかがあいまいな気がします。 (3)は純粋に確率ですね。 ・Aが最高得点のとき B=1点でC=2点である必要があります。 よって、確率は (55/100)*(60/100)=33/100 ・Bが最高得点のとき Bが5点で、かつCが6点以外ならばよいわけです。 よって、確率は (45/100)*(80/100) = 36/100 ・Cが最高得点のとき Cが6点か、Cが4点でかつBが1点であればよいわけです。 よって、確率は 20/100 + (20/100)*(55/100) = 1/5 + 11/100 = 31/100 以上より、最も確率が高いのはBとなりますね。
補足
> ちょっと引っかかるのは「他の2つよりも」という部分なんですが、他の2つってどういう意味ですかね? hinebotさんや#1さんの解釈のとおり、「Aは、Bと競ったときもCと競ったときも」などという意味です。 > 高得点が見込める=高得点が出る確率が高い、なのか、高得点が見込める=期待値が高い、なのかがあいまいな気がします。 仰るとおりです。前者の「高得点が出る(勝つ)確率が高い」です。
- TK0318
- ベストアンサー率34% (1260/3650)
1 期待値は Aが3 Bが0.45×5+0.55×1=2.8 Cが0.2×6+0.2×4+0.6×2=3.2 よってC 2 AとBの場合55%の確率でAの方が高得点が見込める。 同様にAとCでも60%の確率でAの方が高得点が見込める。 よってA 3 Aが最高得点になるには Aが3、Bが1、Cが2の時のみ →33% Bが最高得点になるには Bが5、Aが3、Cが4か2の時のみ →36% Cが最高得点になるには Cが6、Aが3、Bが1か5の時か Cが4、Aが3、Bが1の時 →31% よってB となりますね。
お礼
すっきりした形に整理していただいてありがとうございました。おかげさまで理解できたようです。
補足
回答ありがとうございます。ただ私の質問の仕方がよくなかったでしょうか。計算などはできたのですが、なぜ(2)と(3)が異なる結果になるのか、納得できる「説明」が欲しかったのです。変な質問で申し訳ありません。伝わりますでしょうか。
お礼
改めて回答ありがとうございます。 > (3)は3つすべての中での最高得点を考えているのに対し、(2)の場合は相手より高ければ、それが最高得点でなくてもよいわけです。 あ、確かにそうですね。(3)でカウントされてない「2位になる確率(3位より高得点の確率)」が、(2)では加えられていたんですね。 あんなに考えて分からなかったのに、教えていただくと意外にシンプルなポイントでした。すっきりしました。ありがとうございます。