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労災保険についての質問です。
従業員達が労災の認定を受けてしまいますと、 其処の企業にとりましてのデメリットが発生するのでしょうか?
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ご質問文では問われている範囲が不明なので、私の知識で想定できる範囲の中で思い浮かんだ事を羅列いたします 1 保険料は変わるのか? 労災保険の保険料率は業種ごとに決まっているが、一定の条件に合致した会社(以降「事業所」)は「メリット制」というものが適用される。 このメリット制が適用されている事業所が無事故を何年間も達成していたとすると、本来の労災保険料率(仮に「10/1000」)よりも低い保険料率(例えば6/1000)が適用される。逆にメリット制が適用されている事業所で複数件(労災による給付が高額)の労災事故を繰り返していると、本来より高い保険料率が適用される。 そういう意味では、労災事故を毎年何件も発生させてしまうと会社は支払い保険料の金額が高くなってしまうというデメリットが上げられる。 但し、メリット制が適用されていない事業所であれば、程度の問題は有りますが労災事故が多発したところで、保険料率は増減しない。 [メリット制] http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/roudouhokenpoint/dl/rousaimerit.pdf 2 行政指導と罰金 労災が多発するということは、その事業所に不備があるということですよね[機械の設置場所や操作マニュアル。仕事の手順書などなど]。すると、労働基準監督官が現地調査にくることとなります。 調査官の調査結果では「労働安全衛生法第**条及び同規則**条違反により、罰金100万円」ともなり兼ねません。 3 社会的制裁 労災事故を多発いたしますと新聞等に載りますから、企業イメージは悪くなります。 また、公官庁の入札資格を失ったりいたします。 4 人的資産の喪失 3に付随いたしますが、余りにもひどい事業所と化してしまうと労働者が逃げますね。そして、「あの企業に良くと生きて帰れないかもしれない」なんて噂が立って、優秀な人材を補充できなくなります。
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- norakue
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労災が認定されると、会社の過失での罰金もそうですが、設備不良によるものとなると、新たな設備投資が必要になったりします。罰金で100万、設備投資で数十万~かかるくらいなら、従業員へ見舞うお金を出した方が会社としてはデメリットにならないで済むかもしれませんね。
補足
有り難う御座います。 非常によく分かりました。
補足
有り難う御座います。 非常に詳しい説明を賜れまして、勉強になりました。