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自社株買いの株主メリットについて。

「自社株買い」による株主のメリットについて、以下の様な説明がありました。 「自社株買い」をすると株数が減るので、1株当りの利益が増えます。 例えば、利益が1億円で10,000株発行しているとすると、1株当りの利益は1億円÷10,000=10,000円です。 半分の5,000株を自社株買いしたとすると、市場には5,000株残っています。利益の金額は変わりませんので、1株当りの利益は1億円÷5,000=20,000円と2倍になります。 そうすると理論的には、株価も2倍になるので、その株を保有している株主にとってメリットがあることになります。 この計算式自体は単純ですので理解出来ます。教えて頂きたいのは、会社が5,000株買い取っても発行済み株式総数は変わらないですよね。であれば結局は1億円÷10,000=10,000円のままじゃないんでしょうか。発行済み株式総数が5,000株になったというなのなら理解できるのですが…。御指導宜しくお願い致します。

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回答No.2

そうです。 商法では、自己株式の取得を自由に認めると、会社の財産的基礎を危うくする恐れがあることなどから、会社が自己株式を取得することを原則として禁止していましたが、近年の数度の商法改正により、株式消却のために行う取得、使用人(従業員持株会を含む)への譲渡のための取得、ストックオプションの権利行使時のための取得などが認められました。その後、平成13年の商法改正によりいわゆる「金庫株」が解禁となり、会社が目的を定めずに自己株式を一定の制約のもとで取得したり、継続して保有したりすることが認められるようになりました。

beaurah
質問者

お礼

有難う御座いました。

その他の回答 (2)

  • mutations
  • ベストアンサー率42% (15/35)
回答No.3

会社が保有する自己株式(金庫株)には自益権(例えば配当を受ける権利)や共益権(議決権)が認められません(商法293条、241条)。よって、質問の1株当りの利益も20000円で理論上あってると思います。

回答No.1

会社が自社株を買ってそのまま保有しているわけではありません。償却するんです。消却して発行済株式数を減らします。 この買入消却によって、 放出株による株式需給の悪化が回避でき、 さらに発行済株式数の減少に伴う株主資本利益率の上昇、 1株当たり利益の増加も期待できるというのがメリットです。

beaurah
質問者

お礼

なるほど、それなら分ります。確認させて頂きたいのですが、自社株買いをしても償却しない場合は「金庫株」と呼ばれるものになり、償却すれば「自社株償却」となる訳ですよね。そういう理解でいいのでしょうか?

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