- ベストアンサー
自社株買いと配当
国会で自社株買い規制の答弁がありましたが文脈がよくわかりません。 ここでの質問は国会よりまず自社株買いとは何かについてです。 株価対策には自社株買いと配当を配ることの二種類がありますが、この違いは経営者にとって何でしょうか? 遠回りに株式持ち合い効果が高まることと、後日金庫株売却による資金調達の余地が残るのはあると思いますが、ほかになにがあるでしょうか?
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
自社株買いとは、株式会社が自社発行の株式を買い入れて自社で保有する施策のことを指します。 上場企業が市場に出回っている自社株を買い入れることで、流通量が減るため株価が上昇する要因となります。 また自社保有している株に対しては配当金を支払わないので、会社としては配当総額を抑えられます。 国会で問題視されたのは、自社株を買い入れる際に会社は市場に対して資金を出すことになると言う事で、本来なら会社は投資家から市場を通して資金を得るはずなのにお金の流れが逆になっている事や、特定の投資家(大株主等)から自社株を買い取る事で特定の人だけに会社が資金提供しているのではないかと言う点について懸念されています。
その他の回答 (3)
- g27anato
- ベストアンサー率29% (1166/3945)
No3追加回答、 先回答に示したとおり、 自社株買いは借金の元金返済に似てます。 他回答にも有るように、自社の持ち株が増えるのは「利息」に該当する「配当支払い」の義務が無い持ち株が増えるという事になります。 少し複雑な理解が必要になりますが、 利益配分の面では、 例えば総発行株数の50%が市場に流通している場合に10%の自社株買いなら、残りは40%の流通になります。 決算で余剰利益が出れば一般株主に配分されるのは50%が40%に減って、自社株買いした分の10%は自社に残ります。 その10%が配分されずに自社の余剰資金として企業の手元に残ります。 更に自社株が10%増えれば持ち株比率が上がる事にもなり、 企業の意思決定にも影響するという投資家判断が株価に影響する場合もあります。 市場判断ではない意図的な操作で株価に影響を与えるのが目的なら、 本来の株式市場の目的に反する行為となります。 あくまでも企業の経営地盤を固める為に買い戻しているのであって、株価を吊り上げる目的ではありません。 株式証券の売買価格は市場の判断に委ねられてる事です。 企業が自社株に限らず大量の株式を売買する場合には様々な規定が有り、 意図的な不法行為が有れば当事者が処罰される場合も有ります。 規定に反しない範囲で取引きされる事が、株価市場での売買には求められています。 だから、企業が自社株買いを行う場合は「情報開示」することも求められています。 それも不公正なインサイダー取り引きを防止する為です。 「自社株買い」などという企業の行動は専門家でも判断が分かれるものです。 回答者も知識の範囲でしか答えられません。 素人が少ない知識で全てを理解するのは無理です。 専門用語を駆使しても説明するのは難しい事です。 詳しい事を知りたいなら、先ずは専門的な知識を身に付ける必要が有ります。
お礼
ご回答ありがとうございます。 数%の配当支払いを減らすために100%にプレミアム価格をつけて自社株買い、ちょっと経営の安定という意味では怪しいですね。 持合い比率があがることは理解しやすいです。 いろいろ整理してるとやはりあまり褒められた話ではないケースが多いことが見えてきました、ありがとうございました。
- g27anato
- ベストアンサー率29% (1166/3945)
「株価対策に配当」は意味不明です。 …「配当」は株価対策の「目的」ではなく、 企業利益の「結果」を株主に分配するものです。 自社株買いとは株主から証券を買い戻して投資金を返還する事です。 (借りてた金を返すのに似てます。) 詳しい事は省きますが、 企業価値/株数の関係で株価が上がりやすく、投資家が喜ぶと言われてます。 その反面、買取り資金が必要となる事なので企業の体力が落ちるとも言われてます。 後日売却では企業に体力が無いと判断される可能性もあり、企業価値に合致しない不適切な株価変動を招く事にも繋がります。 必ずしも後日「売却」とは限りません。 「消却」という手法も有りますが、こちらも具体的な説明は省きます。 いずれにせよ「企業経営の安定」を目的とするべき事であり、 それが「株価操作」など不適切な目的で行われるなら市場に混乱を招く可能性があり、 無闇に多用されると「日本経済全体の信頼」にも関わる事になります。 …国会の話は、そのような観点からの質疑応答だったのだろうと理解できます。
お礼
株価対策ではなく株主に報いる手段でしたね、確かに不適切な表現でした。 >「企業経営の安定」を目的とするべき事であり、 それが「株価操作」など不適切な目的で行われるなら市場に混乱を招く可能性があり、 自社株買いとは株価を上げるために行う以外の目的があるのでしょうか? 株価操作が不適切と言われると自社株買いの目的ってなんでしょう? >「企業経営の安定」を目的とするべき 自社株買いがどう企業経営の安定に資するのでしょうか? 資金を流出して株を買い戻す行為が安定につながる側面が理解できません(´・ω・`)
- SPROCKETER
- ベストアンサー率26% (2125/7982)
自社株買いと聞くと、インサイダー取引が思い浮かぶのですが、要するに自社に対する情報が手に入りやすい環境で株取引するので、利益誘導しやすいとか、有利な取り引きになるとか、不正の温床になるのが問題だという意味なのではないでしょうか。
お礼
インサイダー取引に悪用するとき便利…確かに事実ですね。 ご回答ありがとうございました。
お礼
グリーンメーラー対策に悪用されてしまう、なるほど問題点の一つですね。 ご回答ありがとうございました。