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自社株消却したときのお金の流れ
上場している会社が、自社株を買って消却する場合の、お金の流れはどう理解したらいいですか? 自社の利益分で自社株を買ったら、たとえば現金が株券に替わる、というようなことをイメージすることはできるのですが、それを消却して、発行株式数が減るとなると、その分のお金が消えてしまうような気がしてしまいます。 自社株を消却するといった場合、その株数×株価分のお金はどこにいってしまうのでしょうか?
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自社株を「買う」ということは、市場で「誰か」が持っている株を買うということです。つまり「誰か」は株は「売る」わけです。 したがって、「買う」ことに使った代金は、「売った」人のところに行きます。消えてしまうわけではありません。(もちろん会社からは消えてしまうわけですが) また、自分で自分の株を買うということは単純に言うと運営資金のために借りていたお金を返すことと同じです。(厳密には出資であって借りてたわけではないですが。) したがって、借用状(株券)は破棄することになります。(発行株式数が減るわけです。) ここで、会社の価値(時価総額)は株式償却によって変化しないとすると、一株あたりの値段(時価総額/発行株式数)は上がります。 なので、自社株買いはその会社に投資している人に喜ばれます。
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- ok2007
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自社株の買取と、自社株(自己株式)の消却とは、別の行為です。 自社株の買取のときは、対価としてお金が流出します。他方、自社株の消却のときは、お金が動くことはありません。 仕訳で表すと、分かり易いかもしれません。 買取時:自己株式/現金預金 消却時:その他資本剰余金/自己株式
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回答ありがとうございます。消却ではお金は動かないんですね。財務諸表等を見ることがあるので、そのとき仕訳の説明を参考にして理解してみます。説明ありがとうございました。
お礼
回答ありがとうございます。「借用状(株券)は破棄」というところがわかりやすかったです。自社株買いが喜ばれる理由もわかりました。説明ありがとうございました。