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後見人をつけるメリットは?

親族の交通事故で本人が意識障害をのこしたため、保険請求には後見人が必要といわれました。 そこまでしなくても弁護士や司法書士さんにたのむとか、代理親族で請求するとかってできないのでしょうか?あまりに後見人をつける煩雑さが堪え難く、一度つけてしまうと財産管理上の制約が多すぎるとおもいますので

みんなの回答

  • hekiyu
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回答No.1

弁護士には誰が頼むのでしょうか? 親族ですか? 親族には本人に代わって、法律行為をする権限は ありません。 だから弁護士に依頼することもできません。 本人が意識不明であれば、勿論本人も弁護士には頼めません。 どうしてか。 親族が自由に頼めて、その弁護士が代理人になれるとしたら どうでしょう。 親族の都合のよい弁護士に依頼するかもしれません。 そうなれば、本人の財産がとられる怖れがあります。 それだけではありません。 親族が複数存在したらどうなるでしょうか。 長男が甲弁護士に依頼し、次男が乙弁護士に依頼し、妻が 丙弁護士に依頼し・・・メチャクチャになります。 かといって、本人に代わって法律行為をすることが出来る 人がいないと困ります。 本人に利益なことも何もできません。 莫大な財産があるのに、適切な治療も出来なくなります。 それで裁判所が、本人の代わりをする人を造るのです。 これが後見人です。 ”代理親族で請求するとかってできないのでしょうか”    ↑ 出来ません。それをやったら本人の財産が危なくなります。 親族が沢山いたらどうなりますか。 ”後見人をつける煩雑さが堪え難く、一度つけてしまうと  財産管理上の制約が多すぎるとおもいますので ”     ↑ 他人の財産を管理するのですから仕方ありません。 それに、親族の後見人でも、財産をちょろまかす事例が多発 しているという実体があります。 裁判所が任命した後見人においてすらです。 親族が勝手にやれるとしたら、本人に大きな損害を 与える可能性が有ります。 厳格にするには、それだけの理由があるのです。