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高校生物のネズミの皮膚片移植実験の結果と血清の役割
- A系統のネズミの皮膚片を、何の処理も受けていないB系統のネズミに移植すると、移植した皮膚片は約10日後に脱落する。この拒絶反応を起こしたB系統のネズミにもう一度A系統のネズミの皮膚片を移植すると、約5日後に脱落する。
- 質問文章の実験では、ネズミXから取り出した血清を、何の処理も受けていないB系統のネズミに注射して、A系統の皮膚片を移植した。しかし、結果としては約5日後に脱落してしまった。
- 高校生物の知識に基づくと、血清は細胞外液であり、細胞間の情報伝達や免疫反応に関与する役割がある。しかし、この実験結果からは、血清のみでは移植した皮膚片が脱落する理由はわからない。したがって、血清だけで移植を成功させることはできないと考えられる。
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> ネズミXの血清にはA系統のネズミに対する抗体が抽出されているため、これを投与されると > なんの処理もされていないB系統のネズミがアレルギー反応を起こす、ということになります。 ?答えが(イ)ならNO.1さんの答えに会いませんね。 血清とは血液の上澄み液で、この中には抗体も含まれるはずですが・・・ どれどれ・・・・・ 免疫にも区分があって、蛇毒に対する抗体など「液性免疫」の場合、血清中に含まれる、リンパ球のB細胞が作った抗体が免疫に関与する。でもマウスの皮膚移植実験の場合は「細胞性免疫」ってやつで血清中の抗体は関係なく、リンパ球のT細胞が直接異物を攻撃するって違いみたいですね。 「細胞性免疫」ってのはリンパ球のT細胞が異物への対処を「覚えて」、同じ状況におかれたとき速やかに対処できるようになることを指すようですね。 ※私もググった結果を要約してみただけで、キチンとした理解には及んでません。 液性免疫(体液性免疫)と細胞性免疫や、リンパ球のB細胞T細胞について、教科書で調べなおしてみてくださいね。 高校の生物って、免疫まで勉強するんですねぇ。当時は物理と化学を選択してたから知らなかった。
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- hanayuzuki
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>2様 あれ?本当だ 勘違いしてしまいました ご指摘ありがとうございます 質問者様、大変失礼致しましたm(_ _)m
- hanayuzuki
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これは拒絶反応とアレルギー反応の問題なります。 【拒絶反応とは】 体内に侵入してきた非自己の異物(抗原またはアレルゲンという)に対し、自己の免疫機構が働くこと(抗原に対抗する物質「抗体」を作り、抗原を排除しようとする働き)で受け入れを拒否する、通常の生活においてはなくてはならない反応を免疫反応というが、これが過度に働くときや身体に害を為す方向に働くときに拒絶反応という ←例えば風邪を引いて鼻水やくしゃみがでるときは、風邪ウイルス(抗原)を退治するために免疫機能が働いている状態 この問題の場合、「なんの処理も受けていないB系統のネズミ」は移植されたA系統のネズミの皮膚片を「非自己」と認識し、免疫機構が働き拒絶反応を起こしたために皮膚が脱落してしまうのです。 また一度拒絶反応を起こしたB系統のネズミ(ネズミX)の体内には抗体が作られていますが、 再び抗原に侵入されたときそれを排除しようと過敏に働くため、二度目の皮膚移植のとき脱落する期間が短くなったと考えられます(これがアレルギー反応です)。 血清とは凝固した血液の上澄み液で、ネズミXの血清にはA系統のネズミに対する抗体が抽出されているため、これを投与されるとなんの処理もされていないB系統のネズミがアレルギー反応を起こす、ということになります。
お礼
あ!わかりました 回答ありがとうございます 通常の血清では抗体(免疫グロブリン)を作り抗原抗体反応を行う リンパ球、要するにキラーT細胞では抗体を作らずに直接抗原に影響を与える 頭ではわかってても似たような選択肢が並ばれると……… とても参考になりました