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三次元構造の再構築
- 銀河が地球から遠ざかっていることは天文学の中心的な観測であり、その観測結果から対象までの距離を測定する方法が提供される。
- 空の対象の位置情報だけでは距離を測定することはできなかったが、新たな手法により可能になる。
- 新たな手法では、サンプルを精密に傾ける必要があり、オングストローム未満の精度が要求される。
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原文に無料ではアクセスできないようですので、お示しの文章だけからになります。 >(1) A central observation in astronomy is that distant galaxies are moving away from us, and from each other, with a speed that is proportional to their distance from Earth. 「天文学においてcentral observation(我々が宇宙の中心であるかのように観測できること)とは、遠く離れた銀河は我々から、そして互いに遠ざかっていくことで、しかもその速度は地球からの距離に比例している。」 膨張宇宙の説明です。様々な距離の銀河を観測すると、銀河との距離に比例して、遠くの銀河ほど速く遠ざかっています。これは宇宙のどこにいても、自分を中心にして遠くの銀河ほど速く遠ざかっているように観測されます。 >(2)What's more, it provides astronomers with aneat way of determining the distance to objects, which would oterwise be impossible using only the objects' observed positions in the sky. 「さらに、これにより天文学者は対象天体との距離を定める巧妙な方法を得ることになる。さもなければ、対象天体が天空に観測された位置からだけでは不可能だったはずだ。」 >(3)this method would require the sample to be mechanically tilted with sub angstrom precision 「この手法では、オングストローム以下の精度で、標本を機械的に傾ける必要があるだろう。」 ちょっと前後が分からないと、はっきりしません。何らかの測定で標本を精度よく、ごくわずかに傾ける必要があるということではあるようですが。電子顕微鏡でしょうか? (4)However, it can be found using a process known as focal series reconstruction, or by creating interference between the scattered wave and a known(unscattered)reference wave, as is done in an imaging technique called electron holography. 「しかしながら、焦点シリーズ再構築として知られる処理、つまり散乱波と既知の(散乱されていない)参照波の干渉を用いて、それを見出すことができる。それには、電子ホログラフィーと呼ばれる画像処理技術を用いている。」 or byのorは「言い換えれば」でしょう。by以降が先行するusing以降と同じものではないかと思われます。やはり電子顕微鏡、それも透過型でしょうか。試料を通して散乱した電子(波として観測されます)と基準とできる電子の波の干渉を用いているようです。 (5)The authors point out that the phase speed ― the rate at which the phase changes with scattering angle ― near the image of a particular atom is approximately proportional to the height of that atom. 「位相速度について、位相が散乱角度で変化する率が、それが対象の原子の画像の近くで、その原子の高さにおおよそ比例することを、筆者らは指摘している。」 波は位相速度と群速度という二つの速度があり、そのうち位相速度が変化する(このとき位相速度の波が屈折を起こす)ことを使って、原子を観察しているようです。 (6)therefore, the local and approximate constant of proportionality allows only the height of that particular atom to be measured. 「ゆえに、局所的におおよそ一定の比例性があるということは、対象の原子の高さのみが測定されているということである。」
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- drmuraberg
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1) 天文学における重要な観測は、離れた銀河は私たちから遠ざかりつつあり、銀河同士も離れつつあり、 その速さは地球から彼らの距離に比例していると云うことである。 2) それ以上に、それは天文学者に、天空の対象の観測位置からだけでは不可能な、対象物までの 距離を決定する素晴らしい方法を与えてくれます。 otherwise be impossible=そうでなければ不可能な 3) この方法はオングストローム以下の精度で機械的に傾けられたサンプルを必要とするだろう。 4) しかしながら、それは焦点シリーズ再構築として知られている処理を用いるか、 または電子ホログラフィーと呼ばれる画像化技術で行われるように、散乱波と知られた (非散乱の)基準波との干渉を起こすことで見出すことができる。 Scatter=散乱 5) 著者らは、特定原始の画像近辺の位相速度-散乱角に応じた位相変化の速度―は近似的に その原始の高さに比例すると指摘している。 6)therefore, the local and approximate constant of proportionality allows only (the determination of) the height of that particular atom to be measured. ゆえに、比例性の局所的で近似的な一定さは測定されるべきその特定の原子の高さのみを与える (高さの決定のみを可能にする)。 この文意味不明、英文間違っていませんか?
お礼
早速のお返事誠にありがとうございます。 文章の解釈をより正確にわかりやすい日本語で解説下さり誠にありがとうございます。 はい。一度文章を見直しましたがちゃんと原文通りでした。。。 けれどもお陰様で意図することが明確にわかりました。ありがとうございます。
お礼
おっしゃるとおりです!! 天文学の解析が進む中で画像処理能が著しく飛躍した。それを生物学にも用いることで3次元的な原子の解明がさらに明らかになることを著者がうったえている文章でした。文章の一節だけで電子顕微鏡のことを指摘しているとわかるなんて本当にびっくりです。 膨張宇宙の話がお陰様でよくわかりました。なのでこの文章のあとにはドップラー効果を使ってそれを知ることが出来ると書いてありましたがおかげで意図していることが読み解けました。 最後の質問でも実は高さの解析が若干のうやむやさがあるということを著者は前文で定義していました。 なのでその精度がどれほどのものなのかを述べている文章であることがおかげさまでわかりました。 いつも素晴らしい訳ありがとうございます。