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『奥の細道』を『おくの細道』と表記する理由
中学校の教科書では 『おくの細道』と表記するそうです。 なぜですか? 『奥の細道』と『おくの細道』どっちが正しいのですか?
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正しくは 「おくのほそ道」です。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8A%E3%81%8F%E3%81%AE%E3%81%BB%E3%81%9D%E9%81%93 ウィキペディアから質問箇所の答えをコピペします。 推敲の跡多い原本には中尾本(おくの細道)と曾良本(おくのほそ道)があり、個々の芭蕉による真筆箇所もしくは訂正箇所(あるいはその真贋をも唱える学者もいる)については現在でも論が分かれている。その後に芭蕉の弟子素龍(そりゅう)が清書した柿衞本・西村本がある。この柿衞本・西村本は共に素龍本(素龍清書本)とも呼ばれる(柿衞本の発見以前は、西村本のみがそう呼ばれていた)。 西村本の題簽(外題)「おくのほそ道」は芭蕉自筆とされており、これが芭蕉公認の最終形態とされる。芭蕉はこの旅から帰った3年後に死去したため、「おくのほそ道」は芭蕉死後の1702年に西村本を基に京都の井筒屋から出版刊行され広まった。「奥の細道」ではなく「おくのほそ道」と書くのが正式とされるのはこの原題名に基づく。この初版本は現在1冊しか確認されていないが、増し刷りされ広まったため版本は多く残る(本文に変化は見られない)。よって現在世間一般に知られる「おくのほそ道」は西村本を指す
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- Pinhole-09
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私の持っている本も「おくのほそ道」となっています。 先賢の答え通り、これが正しいのでしょう。 中学教育で「おくの細道」としたのは国語教育上 必要と考えたのでしょう。 中学の段階では「ほそ道」は「細道」または「ほそみち」 と書くべきだからです。 中尾本にある「おくの細道」に決めたと思います。
お礼
回答ありがとうございました☆ 「細」まで意識がいっていなくてすみません。 「おくのほそ道」と書いてありました。
- kine-ore
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元禄7年春に伊賀上野にて兄の半左衛門に贈った<西村本>では、書家素龍に清書させ、その表紙中央の題簽(だいせん)は芭蕉直筆で「於くの本曽道」と変体仮名交じりで、大きくくずした草書体の「道」だけが漢字になっていますので、忠実には「おくのほそ道」と表すのが本来の姿とも見られます。教科書もそれに沿ったものでしょう。 http://hikog.gokenin.com/hentaiganaichiranhayamihyou.html ただ、「宮城野」の章では「おくの細道」と「細道」が漢字で記されています。 また後になって蕪村が描いたものでは「奥の細道画巻」と「おく」も漢字にしています。 http://www.bashouan.com/psBashouNe00.htm
お礼
回答ありがとうございました☆ こんないろいろあるとは知りませんでした。
お礼
回答ありがとうございました☆ 『おくのほそ道』と書こうと思います。