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帰還率β
オペアンプの問題を説いているときに解答で帰還率β=入力の電圧/出力の電圧の 式をよく見るのですが、 無条件でこの式を使って計算しても大丈夫なのでしょうか?
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OPアンプの増幅度をA、負帰還時の増幅度をAf、 回路の入力電圧をVi、出力電圧をVoとすると、 Af=Vo/Vi とあらわされ、帰還率βも用いると、 Af=A/(1+βA) ・・・(1)式 となります。 ここで、右辺の分母分子をAで割ると、 Af=1/(1/A+β) ・・・(2)式 となりますが、普通はオペアンプの増幅度Aは大きな値ですので、 1/A≒0 したがって、(2)式は、 Af≒1/β ・・・(3)式 と近似出来ます。 まったく無条件と言うことではないですが、普通はAが大きいことが多いので、 ほとんどの場合、(3)式を用いてよいと言うことになります。 よく本に書いてあるのは、1<<βA がいえる場合、と言う条件で(3)式が書かれています。 この条件がないときは、(1)式を用います。