電流帰還バイアス回路についての質問です
電流帰還バイアス回路についての質問です
学校でトランジスタを使った電流帰還バイアス回路の実験をしたのですが、得られた結果の理由が分からず、2つほど質問させていただきたく思います。
図の回路で実験を行いました。この図でvxは入力電圧、vzは出力電圧はとなります。以下、手順です。
【実験1 トランジスタ増幅器の入出力特性】
(1) Vcc=12V、OSCは周波数1kHz、入力電圧50mVとして、Ie=3.6mAとして歪みのない正弦波が出力されるようにRcとR1を調整しました。
(2) 入力電圧を0~100mVまで10mV刻みで変化させ、出力電圧を測定しました。この際、Ieが変わらないようにR1を調整しました。
(3) (1),(2)の手順をRc=390Ω,820Ω,1.2kΩ、2kΩでそれぞれ変えて行いました。
この実験でvxとvzの入出力特性のグラフを作成したところ、Rcが大きいほど入力電圧に対して出力電圧が大きくなり、Rcが大きいほどきれいな比例関係でなくなりました。これはなぜでしょうか?
【実験2 出力歪みの観察】
(1) 歪みのない正弦波が出力されるよう入力電圧、Rc、R1を調整し、図のvx、vy、vzを測定しました。このときのRc、Ieの値を測定しました。
(2) 次に、R1のみを調整して、正弦波、上歪み波形、下歪み波形が出力されるようRcと入力電圧を設定しました。このときのRc、Ieの値を測定しました。
この波形をオシロスコープで観測したところ、Rcが大きいと下歪み波形になり、Ieが小さいと上歪み波形になりました。これはどうしてでしょうか?
本やネットで調べていろいろ考えてみましたが、分からない状況です。適当でもいいので考察を書きたいので、何か予想できることなどあればご回答いただきたく思います。データがないので分かりにくい質問であると思いますが、よろしくお願いします。
お礼
別の半導体メーカでは、電帰還アンプのことをトランスコンダクタンスアンプとも呼んでいます。この方が間違いはないと思います。 参考として、真空管アンプで有名はWestern Electricアンプで91Bというアンプがあります。これは終段300B真空管に電流帰還回路が設定されてます。この電流帰還は従来ある帰還法で直列帰還、並列入力です。低域周波数特性改善が目的です。
補足
ご回答ありがとうございます。でも少軽い回答で不満足です。何十年か前の米国・半導体メーカのアプリケーションノートにも電流帰還の解説があります。この辺りが電流帰還の起源かと思わますが、この時、従来の直列帰還と混同しないかという配慮がなかったのかという質問です。