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「うた」について
「うた」という言葉についてです。 「歌を歌う」と「歌を唄う」、「唄を唄う」、「唄を歌う」、「詩を唄う」、「詩を歌う」など、どの表現が正しいのでしょうか? それぞれの漢字の意味合いについても教えて頂けるとありがたいです。 ただ曲の歌詞を作る際に用いようと思っているので、多少制約は無いと思いますが
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- TANUHACHI
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例えば漢語に置き換えたならどうなるかを考えてみましょう。 「謳う=謳歌する」「吟う=詩吟」「歌う=歌唱」などです。 (1)「謳う=謳歌する」は青春を謳歌する等の表現に使われます。 (2)「吟う=詩吟」はある詩文に節回しをつけるようにして朗読することを表現します。 (3)「歌う=歌唱」は楽譜などの譜面に書かれた作品を音曲に合わせて歌う、文字どおりの歌曲を歌うことです。 これとは別として (4)「唄う」は小唄や長唄など日本の古典芸能で使われる表現です。同時に「謡う」も能楽や狂言そして浄瑠璃の「謡曲」を指します。これは物語を唄うことになります。物語を唄うから観客は「言葉によって心を揺り動かされる」ことになります。 高校の時の話になりますが、ある日何気なくテレビを見ていたらNHKの漢文講座でしたかで「長恨歌」に節回しを着けて朗読する漢文の先生の姿が映っていました。玄宗皇帝と楊貴妃の物語ですが、そこに記されている言葉や仕草そして情景から二人の純愛やら艶っぽさが感じられ、番組が終わってふと下を見たら思わずヤベッ!という状態になってしまっていたことがありました。下品な話になってしまってごめんなさい。 あっそうだ「歌謡曲」「民謡」などの表現もありますね。「歌唱する」が「気持ちを謡う」「生活を謡う」ことになって「歌謡曲」「民謡」となったのかもしれません。 「詩を謳う」は中島みゆきさんのスタイルですね。歌詞の中に閉じ込めた言葉を音楽に載せて解き放つとのイメージです。 他には「詠う」「唱う」もありますが、これらは御詠歌を詠う、賛美歌を唱うなどの様なシチュエーションで用いられる表記です。
- kine-ore
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1.うた 詩:「詩は志の之(ゆ)く所なり。心に在るを志と為す。」(「詩経」) 唱:節を付けて歌う詩歌。 歌:(1)声に拍子と節を付けて歌う言葉。歌曲・歌謡。(2)短歌や近代の詩。また特に和歌。 唄:主に三味線に合わせて歌う民謡や俗曲。 謡:節を付けた流行り歌。鄙(ひな)歌。 ほかに、「あわれ逝く春の曲(うた)すさべるは…」(日夏耿之介)、「見しらぬ唱(うた)ごえをあげ」(吉本隆明) 2.うたう 詠う:和歌や詩につくる。感動を込めて歌う。 歌う:(1)拍子と節を付けて声を出す。(2)さえずる。 唱う:声を上げて歌う。 唄う:邦楽を歌う。 謡う:楽器の伴奏なしで謡物を歌う。 謳う:(1)特に強調して述べる。(2)褒め称える。 ほかに、頌う、諷う、詩う、嘯うナド。 (参考「活用自在 同音同訓異字辞典」柏書房ほか)
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歌:声に節を付けて歌う言葉。短歌や近代の詩などの総称。動詞にできる。 唄:長唄・小唄などの邦楽の称。動詞にできない。 詩:表外音訓(→歌)。動詞にできない。 以上ATOK 2012による
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