- 締切済み
これってどんな鉄なんでしょうか・・・?
学生をやっている者なんですが,現在,英語の論文(Hall-Petchの関係を示した論文)を訳しています.その中でどうも納得いかない部分がありまして,投稿させていただきました.それは,"spectrographic iron"という部分です.ふつうに訳せば,『分光学的鉄』なんですが,はたしてそんな鉄があるのだろうか・・・?と思っているところです.私のイメージとしては理論的な鉄なのかなと思っていますが,自信がありません.どなたか詳しい人がおりましたら回答お願いいたします.あと,"cleavage strength"って,『へき開破壊強度』とは違うんでしょうか?
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
みんなの回答
- 38endoh
- ベストアンサー率53% (264/494)
私が言う「前後関係」とは,その文だけで十分という意味ではないのですが…。 一本の母線で整理できた結果について,筆者はどのような見解を持っていますか? また,そもそもなぜその三者を比較しているのでしょうか? その目的についてどう書かれていますか? これらの情報を与えずして第三者に意味を尋ねても,正確な回答を得ることは難しいということです。 しかしながら,三つの材料を眺めた限り,恐らく純度の比較であるような感じがします。 mild steel は軟鋼,つまり炭素を含む鉄化合物, ingot iron は炭素を含まない純粋な鉄, spectrographic iron は特別に精製された分析用の鉄, という感じではないでしょうか? 実験の意義付けで「純度による影響を観察する」とか,その後の文章で「純度を高くすることによる影響はなかった」などとまとめてあれば,純度でよい感じがしますが…。もう一度論文を読み,必要があればまた補足をお願いします。
- 38endoh
- ベストアンサー率53% (264/494)
自信なしでお願いします。 市販の溶媒の等級に spectroscopic grade というのがあります。これは分光分析に足る高純度な溶媒です。spectroscopic と spectrographic とはほぼ同じ意味ですので,spectrographic iron とは単に「高純度な鉄(不純物を含まない鉄)」という意味かもしれません。 ただし spectroscopic にせよ spectrographic にせよ「高純度」を意味する形容詞として一般的に使われる語ではないと思いますし,そもそも固体に使っている例を見たことがありません(少なくとも私は)。 やはり,前後関係が分からないと判定できません。
お礼
回答ありがとうございます. そうですか,やはり前後関係が必要なんですね・・・こちらの質問文に不備があったことをお詫びいたします. この単語が出ている部分の内容を要約しますと,引張試験の供試材として,mild steel, ingot iron, spectrographic ironの三種類を比較しており,引張試験の結果,材料に関係なく,結晶粒径が微細になるほど降伏点が上昇し,一本の母線で整理できます.このように比較材として用いているようです.
- Kemi33
- ベストアンサー率58% (243/417)
専門家でも単語だけ抜き出されたのでは正確な所は分らないかと思います。 その単語が出てくる文章の全体を補足されては如何ですか。そうすれば,単語の意味だけではなくて解説もしてもらえる可能性が出てくると思います。
お礼
回答,ありがとうございます. 名詞だと考え,単語だけ掲載いたしましたが,確かにKemi33さんがおっしゃることも一理あると思います.今後,質問する際には参考にさせていただきます.
- usotsuki
- ベストアンサー率46% (147/319)
論文を読んだわけではないので、勿論自信はありません。 >spectrographic iron 分光分析用鉄 文章に、"fine grained specimen"なる言葉がありませんか。蛍光X線分析などでは、試料の粒度(grain size)が影響します。そういう意味で、微細粒度の分光分析用鉄だと想像いたします。 >cleavage strength 破断力 または 引っ張り破断力 と訳されるのかな? >どなたか詳しい人がおりましたら 詳しくありません。専門家からもっと的確な答えが得られると思います。
お礼
回答,ありがとうございます. なるほど・・・確かに,この論文は結晶粒径を微細化すると強度が向上するという内容なので,納得できます.要するに,『粒度を測るための鉄』といった感じなんですね.しかし,ちょっと気になる点は,この材料の降伏点などの引張性質も測定してるんですよね・・・
お礼
再び回答していただき,ありがとうございます.文章力がなく,たびたびご迷惑おかけいたします,申し訳ございません. この論文の文頭にはいきなり”この三つの材料を用いて実験を行ったところ,・・・”といった具合に,唐突に書かれていましたが,改めて論文を読み直したところ,38endohさんがおっしゃるように,この三者を用いたのは,論文の最後のほうに書いていたのですが,炭素含有量の違いが引張性質に及ぼす影響を見ているようです.また,一本の母曲線で整理できたことに対する見解は,強度においては炭素含有量の影響はないと記述されていました.また,絞りについてですが,こちらは純鉄と軟鋼,二種類で比較していますが,純鉄のほうがよい延性を示すようです. 現在,まだ訳してる途中なのであまり詳しくはわかりませんが,考察を行う上で対象となっているのは,もともと結晶粒内に存在するき裂,転位,すべり面,析出物といったものが引張性質にどのように影響しているかといったような,組織的な観点から考察しているように思えます.