- ベストアンサー
強迫性傷害の原因はなにですか?
本日NHKで強迫性傷害(神経強迫症)について放映していました。 手や体を洗いつづけたりする行為がやめられなかったり、鳩を異常に怖がったり症例でした。 ふとしたきっかけでなるそうですが、原因については触れていませんでした。 原因は何なのでしょうか? 不安やストレスを感じている人が多いですが、こういった珍しい行為に発展してゆくのはまれです。 どういう心のオメカニズムが働いているのでしょうか。 よろしくおねがいします。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
こんにちわ。心理専攻の学部生です。 強迫性傷害ではなくて、強迫性「障害」ですね(^-^) 強迫性障害の原因のひとつとして、脳内の情報伝達が乱れるという仮説があります。 その仮説では、人間の脳の中で、「汚れを避ける」や「安全を確認する」といったある特定の情報伝達経路が制御なく動き始めることで、手を洗い続けたり、何度も戸締りを確認しなければ落ち着かなくなったりするらしいです。 何かの出来事のあと急に発症することが多いようです。また、統合失調症と誤診されることもあるようです。 このような脳の中の情報伝達にはセロトニンという神経伝達物質が関与しています。 そのため、強迫性障害の患者さんには、このセロトニンの量を調節する働きを持つ薬が有効であると言われています。 また、人間だけでなく、鳥や犬にも強迫性障害に類似した病気をもつものもあるそうです。