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中国に、食事の「頂きます」に類する風習はあります

キリスト教圏だと、食事前のお祈りがそれに近い風習だと聞いたことがありますが。中国ではどうなのでしょう。

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  • yanhua
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回答No.1

中国ではその習慣がないので、相当する語もありません。 会食などでは挨拶や乾杯の手順はありますが、その後食べ始める時の定句はありません。 「おっ、美味そうだ」「良い香りだぞ」くらいのことを言う場合はありますが、それも勝手です。 「さあどうぞ」と奨められたら「ありがとう」などは言いますが。 ご馳走してくれた相手への感謝の表現は、むしろ喰いっぷりや飲みっぷりを見せつけます。 ことばより動作? むしろ招かれた側が相手に対して、「さあどうぞ」「食べなさいよ」みたいなことを言いながら互いに飲み食いするのが普通です。 食事の席での文例です: http://www.chinesemaster.net/conversation/dict/?%E6%8C%A8%E6%8B%B6%EF%BC%88%E3%81%82%E3%81%84%E3%81%95%E3%81%A4%EF%BC%89%2F%E9%A3%9F%E4%BA%8B ーーーーーなぜそうなのか、以下は私見ですーーーーー 日本人の「いただきます」「ごちそうさま」の起源は諸説あるものの、すくなくとも江戸時代には、庶民や武家で形式の差はありながら、定着していたようです。また宗教や礼法諸派による差異もありましたが、何れも食を与えてくれる人々への感謝、畢竟は 自然=天 への感謝に根ざします。 中国人は長大な歴史の中で、“誰について行ったら飯が食えるか”で戦乱と、酷政を凌いで来た民族です。食べられることは自分の器量の成果であって、感謝するようなことではない。親しい者同志ならば“俺も食う、さあお前も食べろ”みたいな感性です。 “民以食为天”(民は食を以て天となす=庶民にとって食は最も重要だ)という慣用句があるのも、自分たちの主張かつ要求であって、食を与えて頂いたなどの心情は無関係です。 日本に暮らす中国人も日本人同席の食事では、習慣的に「いただきます」「ごちそうさま」を真似ています。彼らにその心を説明すると、中には感動する人も居て、自分の習慣にする人もあります。 注:“民以食为天”。 漢の高祖劉邦の参謀であった酈食其が、戦争で食料の重要性を強調して言ったとされる→『史記』「酈生陸賈列伝」。 従って出典は体制側の戦略的観点で生じた句だが、文字を知らぬ民衆の心を表わしてもいる。後世、民衆に知れるや彼らは我が物としたのでしょう。

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