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Wittig反応についてなんですが
今晩は Wittig反応のときにトリメチルホスフィンは使えず トリフェニルホスフィンを使うとありました 誘起効果かな・・・とも思ったのですがメチル基も フェニル基も電子供与基ですよね すると共鳴・・・う~ん ということになってしまいます Wittig反応の際にトリメチルホスフィンは使わず トリフェニルホスフィンを使う理由をどなたか教えていただけたらと思います よろしくお願いします
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このような問題がマクマリー有機化学(中)第5版という本に問題として出されていました。 それによると、トリメチルホスフィンを用いた時にはトリメチルホスフィンとハロゲン化アルキルを反応させた後にブチルリチウムを加えて中性のイリドを生成する際、ブチルリチウムは強塩基ですから、2つの異なるイリドが出来てしまうのです。そうなると、その異なる2つのイリドをカルボニル化合物と反応させると、2種類のアルケンが生成してしまうのです。 もしトリフェニルホスフィンならば上記のような副生成物は当然得られませんね。 詳しくはマクマリー有機化学(中)第5版の19・33の回答をご覧下さい。
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- lupinletrois
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>メチル基もフェニル基も電子供与基ですよね・・すると共鳴 通常C, N, O は 比較的安定な二重結合をつくりますが、Si, P ,S は 単独の二重結合は不安定ですよね。逆にこの不安定さを反応に使ったり するんですが。少し安定度を上げて使いやすくするため、共鳴と P の 二重結合を3つのフェニル基で立体的に保護する目的と考えられませんか。 また、かさばる3つのフェニル基は反応後の Ph3P=O を離脱しやくする とは考えられませんか。
お礼
回答ありがとうございました 立体的に保護ですか・・・^^; 私の中ではちょっと出てこない考えで驚きました またよろしくお願いします
- TomStanton
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トリメチルホスフィンを使った場合には、塩基を加えたときにP-CH3のプロトンが引き抜かれませんか? また一般にアルキルホスフィンは毒性が高く、沸点が低いトリメチルホスフィンは出来ることならば扱いたくない物質です。一方のトリフェニルホスフィンは揮発性が低く、取り扱いが楽です。また需要が多いので安価であることも、実用化を視野に入れた研究の場合には重視されるでしょう。
お礼
回答ありがとうございました なるほどでした またよろしくお願いします
お礼
回答ありがとうございます 参考文献まで載せていただいてありがとうございました またよろしくお願いします