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鉄鉱石について
質問を読んでいただいてありがとうございます。 鉄鉱石なのですが、これは日本でも少量ならば手に入れることはできるでしょうか。 どこらへんを探せば良いでしょうか。 また、自然にある鉄鉱石で露出しているものは、酸化して錆色をしているものでしょうか。 よろしくおねがいします。
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- PC_otaku
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面白いものに高師小僧という鉄鉱石がありますね。時折造成地などで見つけられることもあります。 詳細は「高師小僧」で検索すればわかります。
- moto_koukousei
- ベストアンサー率54% (331/606)
大阪の方ですか。奈良とか滋賀、和歌山、兵庫にはありそうです。 奈良 この下のサイトの下の方に 採取した写真も http://narayamatoji.blog105.fc2.com/category25-2.html 黄鉄鉱と磁鉄鉱 大普賢岳、山上ヶ岳への登山口の谷のすぐ入り口に左手に大きな崖があり、鉄が赤くさびたような色が崖一面に現れます。この部分が鉱物採集ができる所です。 鉱物採集 この場所では赤くさびたような石を選んでみて下さい。黄鉄鉱と磁鉄鉱などの金属鉱物が見つかります。道路下の川原でも採集が出来ますので、川原にも降りて探してみましょう。ここでいくつか鉱物を見つけた神童子谷をさらに上流へ車で入り、これ以上車で進めない所まで進みます。そこで車をとめてその近くの崖付近を見ていきますと、先ほどと同じような赤くさびのような崖が見つかります。ここでも同じような鉱物が採集する事が出来ます。 周辺の岩石や鉱物 この鉱物が産出する付近には、砂岩や泥岩が主に分布します。これらの岩石は約2億年ほどに海底に堆積した砂や泥で出来ています。その後約3000万年前に大峰酸性岩という火成岩が貫入し、これらの堆積岩にマグマの熱などが影響を与えました。鉱物が産する所は、この火山岩の受けた付近になります。 主に産する鉱物は、黄鉄鉱、磁鉄鉱、閃亜鉛鉱、黄銅鉱などです。金色に輝いているものは黄鉄鉱か黄銅鉱です。黄銅鉱のほうが金色が強いのが特徴です。閃亜鉛鉱は灰色の金属光沢をあいているのですぐわかります。また磁石を近づけて、引きつけられる鉱物がると磁鉄鉱です。 http://narayamatoji.blog105.fc2.com/?mode=m&no=901 宝石探し(大阪地域地学研究会)の書かれた本を参考にしています。 http://www.tohoshuppan.co.jp/reissue/huka2008-08/h-557-0.html http://413828.web.fc2.com/03-27.html 近畿圏の31カ所を紹介。地図付き。 こうした地域別の鉱物探しの本は結構便利です。 大雑把なことで良ければ、webを探していけば、何かは見つかるものです。 http://www.gsj.jp/data/bulletin/53_09_04.pdf http://www.geol.sci.hiroshima-u.ac.jp/~georeso/mine/mine2.html http://www.cpustudy.net/minerals/kinki.files/cpu.html http://www.biwa.ne.jp/~yok/koubutsu/koubutsu.html (2009年までの記事) 2011.12.10に京都府八幡の木津川河原で1cmオーバーの球状をなす藍鉄鉱を採ったとのことです。(製鉄用には使えません)http://www2.odn.ne.jp/~aab06570/diary/diary2011.html http://www.masutomi.or.jp/bookstore.html http://www.masutomi.or.jp/event.html
- kagakusuki
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>鉄鉱石なのですが、これは日本でも少量ならば手に入れることはできるでしょうか。 一口に鉄鉱石と言われましても、赤鉄鉱 (主成分Fe2O3)、磁鉄鉱 (主成分Fe3O4)、褐鉄鉱 (主成分Fe2O3•nH2O)、針鉄鉱 (主成分FeO(OH))、鱗鉄鉱 (主成分FeO(OH))、菱鉄鉱 (主成分FeCO3) 等、様々な種類があります。 【参考URL】 鉄鉱石 - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%89%84%E9%89%B1%E7%9F%B3 赤鉄鉱 - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B5%A4%E9%89%84%E9%89%B1 磁鉄鉱 - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A3%81%E9%89%84%E9%89%B1 褐鉄鉱 - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A4%90%E9%89%84%E9%89%B1 針鉄鉱 - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%9D%E9%89%84%E9%89%B1 鱗鉄鉱 - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B1%97%E9%89%84%E9%89%B1 菱鉄鉱 - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8F%B1%E9%89%84%E9%89%B1 粉末状の磁鉄鉱は砂鉄と言って、土に磁石を近づければ大抵の処で採取出来ますし(腐葉土等の様に砂鉄をあまり含んでいない土も中にはあります)、赤鉄鉱も非常にありふれた鉱物で、赤土が赤い色をしているのは細かな赤鉄鉱が含まれているためである事が少なくありません。(但し、赤鉄鉱は磁石に付きません) 【参考URL】 砂鉄 - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A0%82%E9%89%84 赤土 - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B5%A4%E5%9C%9F 又、少なくとも北海道の豊羽鉱床では、赤鉄鉱や磁鉄鉱が産出するそうです。 豊羽鉱床では黄鉄鉱(主成分FeS2)も産出するようですが、黄鉄鉱には鉄を脆くしてしまう性質がある硫黄が大量に含まれているため、鉄の原料としては殆ど使われていません。 【参考URL】 北海道,豊羽鉱床信濃ひおよび信濃ひ延長部の鉱化作用 http://www.geol.tsukuba.ac.jp/seminar/2010_04_2.pdf 尚、私は、どの鉱石が何処で産出するのかに関してはあまり知りませんので、私が知らないだけで、上記の豊羽鉱床の他にも鉄鉱石が採掘される日本の鉱山は何ヶ所もあると思います。 >どこらへんを探せば良いでしょうか。 日本刀を始めとする、昔の日本製の鉄製品は、砂鉄を原料としているものも多くあるのですから、砂鉄も立派な鉄鉱石と言う事が出来ます。 砂鉄であれば、砂場や砂浜へ行き、ビニール袋等で包んだ磁石を砂に近付ければ、簡単に採取する事が出来ます。 >また、自然にある鉄鉱石で露出しているものは、酸化して錆色をしているものでしょうか。 そうとは限りません。 赤鉄鉱の中には、赤錆色をしているものも少なくありませんが、同じ赤鉄鉱でも黒や銀灰色をしているものもあります。 又、砂鉄を見れば分かる様に、磁鉄鉱の色は黒ですし、私も見た事はありませんが菱鉄鉱は黄褐色らしいです。 鉄鉱石とは言い難いですが、黄鉄鉱等は金色に近い色をしている上に、その形も、人工物ではないかと疑いたくなるような立方体をしているものが少なくありません。 【参考URL】 黄鉄鉱 - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%84%E9%89%84%E9%89%B1