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質問紙のテーマが決まらない

ベネベイガーは、子どもの頃のトラウマ(心的外傷)と大人になってからの健康上の問題との関連性に注目し、彼らの研究グループはトラウマをもたない者、トラウマをもち誰かに打ち明けたことがある者、トラウマをもつが誰にも打ち明けたことがない者を比較し、最後のトラウマをもつが誰にも打ち明けたことがない者たちに身体的な病気や心理的な障害が生じやすいことを見出した、といわれます。 私も、ベネベイガーさんのような、「トラウマと自己開示」について、上記の研究を発展させたものを調査したいと考えています。 大学生を対象に質問紙を行いたいのですが、ほかにどのような視点や観点に立って研究したらよいのか初心者でわからず困っていまして、みなさまのお知恵を拝借させてください。よろしくお願いします。

みんなの回答

  • green351
  • ベストアンサー率43% (185/430)
回答No.3

 他の方と同様、私もこのテーマで質問紙による数量的解析をするのは無理があると思います。  期待される回答を導き出すために、質問紙の設定の仕方はいくらでも自分の都合のいいように変えることが出来るわけですから、客観性を持たせることは難しいと考えます。  こどもの頃のトラウマを客観的に捉えることが出来る人間はごく限られていると思います。成長して行くにつれて本質は変わることがなくても、経験によってトラウマが克服されていたり考え方が変容していることはよくあることですから、結局は堂々巡りになってしまうような気がします。  最近質問紙を数量的解析によって解説するスタイルの論文が、研究の分野を問わず多く見かけるようになりました。しかし、多くの場合“解析しました”のレベルに終わっているのも事実です。  ベネベイガーは何故「トラウマと自己開示」についてこのような研究するに至ったのでしょうか?その背景と必要性は?それを紐解く作業のほうが面白いと思いますが、いかがでしょう?

回答No.2

私は古い人間ですので、ベネベイガー氏という方は存じ上げませんが、 そのテーマを質問紙法で行うのは無理がありすぎるのではないかと思います。 質問紙作成の手続きとして、標準化が必要ですが、  ・トラウマをもたない者  ・トラウマをもち誰かに打ち明けたことがある者  ・トラウマをもつが誰にも打ち明けたことがない者 この3群を、どういう方法で集めるのですか? しかもその3群の、身体的な病気や心理的な障害の有無を調べて 数字的に相関関係を示す必要があるわけでしょう? ここはすっ飛ばすにしても、大学生を被験者にとのことですが、 選択肢を作ってトラウマを自己申告させ、 同じく自己申告させた身体的な病気や心理的な障害との相関を見たいのならば、 トラウマとは何であるかに関して、主観によるばらつきがないようにするために 多数かつ巧妙な設問が必要となります。 て言うか、そもそも任意で選んだ大学生群の中に、 上記の3群中の下2つに該当する者が必要数いるかどうか、 はなはだ疑問なのですが。 どうしてもこのテーマで進めたいなら、 個別ケースを統計上有効な数に達するまで集めるしかないと思います。

回答No.1

研究テーマを変更した方が良いと思います。 「トラウマと自己開示」をテーマに大学生を対象に研究するには、少なくとも何かの方法で、対象者個人のトラウマの有無や大きさを識別する必要があります。その識別を質問紙法では自己開示に期待するしかありません。 「自己開示されたトラウマと自己開示」のデータは集められます。そうした方法で得たデータを解析して「トラウマと自己開示」をテーマにしたレベルの高い研究をするのは難しいです。   トラウマを対象にしたいのであれば、質問紙で得る他のデータはトラウマとは直接関係がないように思える健康や障害、趣味、学部専攻、職業希望などにした方が良いと思います。 また相関などを分析するには、トラウマの内容や自覚している重症度や経過年数を何らかの方法で得るように質問項目を工夫する必要がありますが、質問紙法で自己開示される内容がどの程度実質を表しているのかの疑問もあります。   学生対象の質問紙法しか調査手段がないのであれば、トラウマをテーマにするのではなくて、別のことをテーマにした方が良さそうに思います。 質問紙に回答する場合ウソや体裁考慮が入りやすい項目は、初心者なら入れない方が良いでしょう。 何でもテーマは良いと思います。  参考 http://mlab.arrow.jp/psycho/title.htm#%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E5%BF%83%E7%90%86%E5%AD%A6%E3%82%BC%E3%83%9F 家族のジェンダー観と家族機能 大学生の職業未決定の状態と進路選択に対する自己効力感の関係 大学生の遅刻に関する集団規範 カフェの利用行動とライフスタイルの関連 大学生の音楽CDに対する購買態度,および製品関与と個人的サウンドライフとの関係 大学生の心理的離乳に及ぼすひとり暮らしの影響 HIVへの感染危険性認知およびHIV感染経路に関する知識とエイズへの態度の関連 大学生における親子関係と対人不安との関連 孤独感と援助要請に関する研究 大学生における恋人間の関係修復の方略 羞恥表出における性差

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