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洋書でロシア語学習!おすすめの本と単語帳を教えてください!
- 洋書でロシア語学習!初心者向けのおすすめの文法書や単語帳を教えてください。
- ロシア語の勉強に役立つ洋書を探しています。文法書は章ごとに分かれていて例文が多いものが希望です。
- 洋書でロシア語学習をすることにしました。おすすめの文法書や単語帳があれば教えてください!
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順序が前後しますが、まずRoots of the Russian Languageという本は、アマゾンのレビューを見る限りでは、単語帳ではなく、ロシア語の単語の構造を解説した本のようです。 例えば、ходить(歩く)という動詞がありますが、この一語から、проходить, приходить, входить, уходить...etc. など、たくさんの動詞が派生しています。だから、前にくっついているпро-とかпри-とかв-といった接頭辞の意味さえ分かれば、ходитьという基本の一単語から、多くの単語の意味が推測できるようになる。またходитьという動詞の語根(意味の中心をなす部分)が"ход"であるということが分かれば、выход, переход, подход…などの名詞も、その関連性から覚えやすくなる… というようなことが説明されているようです。 学習初期にこういうことを知っていると、ひとつの基本単語から他の関連する単語をイモヅル式に覚えやすい、というメリットはあるかと思います。ただ、アマゾンのレビューの中にも書かれていたように、この程度のことは1~2年も学習していれば、自然と理解できてくることではあります。それにコストをかける価値があるかどうかは、個々の判断ですね。 次に、文法書の内容についてのご希望を見て感じたことですが、正直に言って英語の文法書と同じような構成を求めすぎではないかと思います。ロシア語と英語は同じご先祖から発展したという点では仲間ですが、文法範疇の発達の仕方が相当に違っているので、学習のステップも同じというワケにはいきません。 ロシア語の学習で最初のハードルは語形変化だろうと思います。動詞の現在形が人称変化を起こすほか、名詞・代名詞・形容詞・数詞などが、さまざまに格変化します。そして、これらを覚えなければ簡単な単文でも作れない場合が多々あります。 従って「動詞現在形」とか「名詞の格変化」とかの項目別になっている文法書だと、延々と変化形の種類の説明が続いて、ろくすっぽ例文も出てこない、なんてことになりかねません(例えば「彼は学校に通っている」という程度の文章でも、動詞の人称変化と名詞の格変化が必要ですから、両方の説明が済まないと例文として出せないわけです)。入門段階でこんな構成の文法書を使ったら、相当ウンザリするだろうと思いますよ。 だからロシア語の入門書では文法で項目を立てるより、シチュエーションごとの会話表現を使って、新たに登場する文法事項を少しずつ説明していく…という形式が中心になっているのだと思います。 こういうメンドウクサイ語形変化がある一方で、ロシア語には冠詞もなければ助動詞も(事実上)ありません。また複雑な語形変化の恩恵で、語順も自由ですし主語を省くことも可能なので、英語のような基本文型(SVOとかSVOCとか)もありません。受動態にも特別な文型はありませんし、現在完了・過去完了もありません(その代わりに動詞のアスペクトという第二のハードルが登場しますが)。これも、希望されているような文法項目別の参考書になりにくい理由のひとつでしょう。 そして、こうやって文法的な特徴をあげていくと気づかれるかもしれませんが、実はロシア語は「英語との比較」よりは「日本語との比較」の方が分かりやすいと思います。日本語が「が」「を」「に」「で」などの助詞を名詞にくっつけるのと同じ事を、ロシア語は語形変化でやっているわけです。そのおかげで語順に自由がきくのも日本語に似ていますし、冠詞や助動詞、完了時制がない点も英語よりは日本語に近いです。 日本語で書かれた文法書に気に入るものがなかった、とのことですが、それは英語の文法書と同じような構成のものを想定していたからではないでしょうか。ご質問への回答にはならないかもしれませんが、アマゾンなどで中身をしっかり確認できないまま洋書を買ってしまう前に、上記のような事情を考慮して、もういちど日本の書店にある入門書・参考書をチェックしてみることをお奨めします。 最後に単語帳についてですが、上にも書いたように、ロシア語の単語には複雑な語形変化があります。でも、それぞれの単語についてイチイチすべての変化形が書いてある単語帳というのは、存在しないと思います。そんなことをしたら、個々の単語にやたらと紙面を食ってしまうからです。だから、単語帳といったら、たぶん原型(動詞なら不定形、名詞類なら主格)だけで語数を多く集めたものになるだろうと思いますが、語形変化させなければ文章には使えませんから、そういう「単語帳」にどれほどの意味があるか、大いに疑問です。 それよりは語形変化早見表のようなものがついた、入門用の辞書の方が役立つだろうと思います。普通の学習辞書では、動詞なら一人称単数・二人称単数・三人称複数のみ、名詞なら生格のみで、変化パターンを表してあるケースが多いですが、白水社から出ている「ロシア語ミニ辞典」は単語ひとつひとつに番号が振られており、それを巻末の語形変化表に対応させれば、すべての人称変化や格変化が分かる仕組みです。入門段階では非常に助かります。露和と和露が一冊になっているので、あるていど学習が進むと語彙数が足りなくなると思いますが、辞書としてはかなり安価なので、単語帳代わりに使うには良いのではないかと思います。 長々と失礼しました。
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- yingtao7
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英語はどのくらいできますか? 英語は英語のまま和訳しないでスラスラ理解できるレベルですか。そうでなければ、英語でロシア語を学習するのは止めた方がいいです。 ロシア語は英語と比較的語順が似ていますが、かなり文法が違います。英語が完璧でないと確実にポシャりますし、仮に英語が完璧だとしても、この場合 ロシア語はお勧めしません。英米人でさえ最初の外国語としてロシア語は骨です。英米人の場合、普通はフランス語かスペイン語を最初に学びます ので、もし、英語で学習するなら、せめて、フランス語かスペイン語でならさないとしんどいです。 それに、向こうの語学教材は日本のみたいに文法の説明があまり詳しくなく、体系的に書かれていないので、英語が得意な日本人でもかなり物足りなく不親切に感じます。それでも、強いて推薦するなら Assimilです。Assimil Russian で検索してみてください。 ちなみに私は質問者さんとは逆パターンで ロシア語で英語の復習をしています。 いやあ、英語よりもロシア語との格闘です。ロシア語力不足を感じ、英語よりもロシア語の勉強の勉強を余儀なくされています。まあ、何とか英語の知識のおかげでロシア語の説明もなるほど納得という感じですが。
お礼
ありがとうございます。 英語は大学受験生と同じくらいだと思います。一応私は大学生です。 洋書は保留にしようと思います。 最近英語に詰まってきたので気分転換としてロシア語含め新たに3ヶ国語始めてみました。色々首を突っ込んでみるのは実に楽しいですね。 これら3つの検定3級が終わりましたら最後にフランス、スペインも挑戦する予定です。7ヶ国語話者目指します
- Begemot
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ご質問を読んでいるといろいろと素朴な疑問は湧いてきますが、ひとまず措いておきます。 「例文は多いほどいい」けれど「表や線、囲い、絵などゆとりのあるレイアウトだと嬉しい、カラーだと目に優しいかも」というのは、ご自分でもお気づきかと思いますが、多くを望みすぎでしょう。 英語ならTerrence Wadeという著者の参考書や単語帳がありますので、探してみてください。 米国か英国のアマゾンならLook Insideが可能です。ただし、本格的に中級・上級まで勉強する人向けですし、お値段もそれなりにします。 日本語だったら比較的最近出た宇多文雄先生の文法便覧か表で学ぶロシア語あたりでしょうか。 ただこう言っては何ですが、「テレビでロシア語」がメインでは、基礎文法をひととおりさらうのも数年がかりですね。もし大なり小なり実用に役立てることを目指すのであれば、文法書もさることながら、しっかりと段階的に学習できる独習用の教科書をゆくゆくはメインにしたほうがよろしいかと思います。 (おそらく、いまはお試し期間中でもあるのかとは思いますけれど・・・) ご参考になれば。
お礼
ありがとうございます。 英語と違ってそれほど参考書は恵まれてませんね NHKは仰るとおりすっごく遅いのでやる気のある早期の段階にガッツリやってしまう予定です。 検定も年内に合格したいですし
お礼
ありがとうございます、返答遅れて申し訳ありませんでした。 色々な疑問が一気に解決しました。 語順なんかが特にそうだったのですがどうして公式のようにしっかり解説しないかずっと不思議に思っていました。英語文法のように法則をまず理解したかったのです。 特に私が投げた本の始めでは従来の文法中心型が否定されていたので作者は馬鹿なのだと思っていました(笑 とても参考になりました。 もう一回書店と図書館で探します。