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病気とやまいの違い。

病気とやまいは同じことを代表するが、やっぱり違うところがありますね。 私はそういうところがよく分かりません。例えば、この二つの単語は、それぞれ、どのような場合で使いますか。また意味はどう違うの。そしてほか何か違う点がありますか。誰か教えていただきたいです。ありがとうございます。

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.3

語義からは離れてしまうのですが。 現代人の病い、なんて言いますよね。 うまく説明できないのですが、言葉としての「やまい(病い)」には、 フィジカルな不調を越えた、プラスアルファ的な何か、 があるように思えます。 スーザン・ソンタグの著書で、日本では『隠喩としての病い』と題された本があります。 癌やエイズに罹患することで押される烙印、 世の中の悪を「病い」に喩えること等について述べているのですが、 この題名を『隠喩としての病気』に入れ替えたとすると、どうもしっくりこないのです。 思考の幅が限定されてしまうような。 最近読んだ文章に〈意味の病〉〈意味への病〉という言葉が出ていまして、 そこでは「人は自分のする仕事に何らかの意味づけを求めずにはいられない、 という強迫観念のようなもの」を指すのに使われていました。 これも〈意味の病気〉ではしっくりこないのです。 ここまで書いてみて、何らかの抽象性を付加できるといいますか、 内在させることができる言葉が 「やまい(病い)」なのではないかと思います。

you_love_kimu
質問者

お礼

やっぱり「病」は抽象的なものを表すほうが適切ですね。 この前もそう思ったが、確信してなかったです。 例を出して、ありがとうございました。 すごく助かりました!!!!

その他の回答 (6)

  • TANUHACHI
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回答No.7

他の方への「お礼」「補足」を読んで、質問者様の意図がどこにあるのか朧気ながら見えてきました。 「お医者様でも草津の湯でも恋の病は治しやせぬ」などの言い方もあります。  「やまい」が「病む」に語源を発するように「患ひ」も「わずらふ」が語源です。前回にもお話ししましたが「やまい」の場合には必ず「その具体的な状態を示す言葉」が付加されます。その一つの例が「恋のやまい」です。では「恋すること」が病気であるといえるでしょうか?。ではなぜ「恋の病」などと呼ぶのでしょう。  「恋心」を抱き、周囲の雑音などが全く耳に入らず恰も「熱に浮かされたかのような精神状態」や「忠告をしてもうわの空の様な状態」にあることを称して「恋のやまい」もしくは「恋い患い」などと表現していると考えられます。仮に「使う状況」が異なるとすれば、「病気」は文芸以外の分野、「やまい」は文芸的な分野で使われるケースが多いように感じられます。  前回「背景がわからない」と私がお答えしたのに対し質問者様は「背景などありませんよ。ですから困っているのです」とそれこそ「ビョーキ」の様なコメントをお返しになりました。しかしながら理由もなしに「病気とやまいは同じことを代表するが、やっぱり違うところがある」との見解を示すことは先ずありえません。何らかの根拠があって「病気とやまいは同じことを代表するが、やっぱり違うところがある」と主張されるはずです。普通の感覚ならば「病気とやまいは同じ」と考えますよ。そうは思いませんか?。  なお英語では明確な使い分けがあり、 (1)「病名のはっきりした病気」をDISEASE (2)「具合が良くないなどの状態」をSICKNESS、ILLNESSと表現します。

回答No.6

 病気と病に違いなんてありません。  病院で症状を診断されたら、それは即、病気・病なんです。  それは、すぐに治療し、良い方向に向かおうと頑張る事、 それが、人間が人間らしいという事です。  傷ついても、病になっても治そうともしないなんて、サバンナの 動物より野蛮な行為です。自暴自棄や、自傷行為などは人間が する事では無いのです。   そして、病院に行く勇気があるか、特にメンタルな病気は病院に駆け込む 勇気があるかです。  やみくもに、周りに当り散らし、他人を不快にし、それを理解しろと他人に言えるのか、 そういった良識の判断の無さ、理性を無くしたら、自分は病と知りましょう。 という事です。    今はただでさえ、世間は優しい。  カップめんを買ったら、「ふたのふちで指を切らないように」と注意書きされ、煙草を 買ったら「がんの危険性を承知しましょう」と注意書きされます。  そのうち、豆腐にも「角に頭をぶつけないように」と注意書きされる日が必ず来ます。  そういった世間の優しい風を感じる事が出来ない人たちも、確かにいると思います。  しかし、境遇や自然災害や放射能、不治の病の有無を超えて、世間の優しい風を感じる事が 出来ない自分をまず、疑いましょう。  日本は世界のどの国よりも、平和なんだという事を。    そういう事を感じる事が出来ない人たちも、私は「病がち」なんだと思います。     

you_love_kimu
質問者

お礼

ご丁寧な回答ありがとうございます。

  • TANUHACHI
  • ベストアンサー率31% (791/2549)
回答No.5

 現代風にいうなら「病気」にも「ビョーキ」の表記もありますね。漢語としての「病気」が「気を病む」と理解するならば「病気」にも「フィジカル」と「メンタル」両方の意味があることとなります。  近代以前の様々な史料や文学作品を読みますと、「篤きやまい」「重きやまい」「流行りやまい」などの表現も見られ身体症状が思わしくないことをうかがわせる一方、「明智やまい」などある人物の振るまいや行状を示す場合もあります。  ただ「病気」にも「重い病気(重病)」「難しい病気(難病)」などの表現もあることから、本質的には同じと考えることに合理性があるかと思われます。  「病気とやまいは同じことを代表するが、やっぱり違うところがありますね」こうした疑問の背景がどこにあるのか、正直なところ僕にはわかりません。

you_love_kimu
質問者

お礼

「こうした疑問の背景がどこにあるのか」、背景がありませんよ。 ですから私も困っています。 そして、私の考える道筋を広けてくれたのでありがとうございました。

  • Postizos
  • ベストアンサー率52% (1786/3423)
回答No.4

やまいを漢字で書くと「病」(または「疾」)となりますが、病とやまいはだいたい同じ意味ではないかと思います。 では「病気」の「気」をどう解釈するか、これが問題になってくると思われるのです。 (ちなみに大辞林、広辞苑では同じ「病気」と書いて「びょうき」と「やまいけ」二つの言葉に区別しています。つまり「病の気配、病の傾向がある」のは「やまいけ」であって「びょうき」の方ではないという解釈です。) では病気(びょうき)の「気」はなにか。私はこれは東洋医学の「気」の概念と関係があると考えます。 この場合の気は気分的な物というよりは atmosphere というか体の中の宇宙というか自然の流れのような概念ではないでしょうか。 つまり病気(びょうき)の方には、病(やまい)に、もっと病理・生理学的な捉え方が入っているのではないかと思うのです。 医学関係の書き文字では「疾病」が多いかもしれません。「疾病」に比べると「病気」はあるひとつの病理を説明する時に言うことが多いのではないでしょうか。しかし病気に名前を付ける時は「○○病」と「病」だけを付ける習慣ですね。○○症もある。してみると「気」が「様相」を意味しているのではないかという説もそうなのかなとも思います。 「疾病」も「病気」も他の漢語と同じように“権威や格式が重んじられる場面で使われる”ことが多いという傾向であることはまちがいないでしょうが。 では和語の「やむ」の方はどうかと調べてみると、病気にかかる他に、苦しむとか気分が悪い、苦しい思いをする、という自分の内面的な方に向いた言葉だと分かりました。(広辞苑) 現代では「やまい」は詩・短歌・俳句や歌詞など、漢語を使いたくない場面だけで使われることがほとんどではないでしょうか。 日常生活においては「恋のやまい」のように慣用句した形でしか使われないというのが実情のように思います。例えば欠勤の理由として「ちょっとやまいに倒れまして」などと言うと、ちょっと冗談めかして“わざと古風な”言い回しをしているようにとられてしまうでしょう。 「恋の病気」とはあまり言わないのは「やまい」の方が漠然とした心身の不調をあらわすのに都合が良いからでしょう。また「病気」よりもとらえどころが無く、範囲の広い感じがします。他には「語呂」=音の並びが好いという理由も考えられます。そして前記の内面的な苦しみの方に重点があると。 “日常会話ではだいたい「病気」の方を使う” “「やまい」は古めかしい言い方と感じ取られる” と考えて良いかと。

you_love_kimu
質問者

お礼

詳しく説明してくれて、本当にありがとうございました!!!

  • kine-ore
  • ベストアンサー率54% (808/1481)
回答No.2

「【病気】 やまいのようす。<国>やまい」 本来は病の「気=様子」でしたが、「国語のみに用いられる意義」では「やまい」を指します。 (参考:「角川漢和中辞典」) 「「病気」が一般的な語。「病」「患い」「障り」は和語で、やや古めかしい言い方。「疾病」「疾患」は「病気」の改まった言い方」(「使い方の分かる類語例解辞典」小学館) 面白いのは「病気」と「病」は「~に罹(かか)る」とか、「~がちな生活」など、様々な表現に用いられますし、更には「人の悪い癖や行状」など、幅広い表現が可能ですが、「いもち病=稲の病気」のように植物などの場合にも使える点で、古めの「病」よりは「病気」がより一般的とされるでしょう。

you_love_kimu
質問者

補足

というのは、「病気」は漢語で、「病」は和語、そういう違いがありますよね。 勉強になりましたので、 ありがとうございます!!

回答No.1

 辞書で引いてもその差ははっきりとはしませんね。ですので、ここから先は私の個人的な見解になります。人によっては違う感覚を持たれるかもしれません。  「病気」…「疾病」「疾患」など、似たような意味の言葉の中で最も普通に使う言葉。そのため「重い」「軽い」「珍しい」「心の」など、色々な言葉で修飾されやすい。  「やまい(病)」…「重い」「長い」など、重症なイメージがある。

you_love_kimu
質問者

お礼

早速回答してくれて、本当にありがとうございました! すごく助かりました。 ところで、この前も礼入力をしましたが、どうしてなくなちゃった? 初めて、これを使うので、とにかくありがとうございました!!!!

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