人間を支配しているルールには「生物ルール」「人間ルール」「社会ルール」とがあるとお考え下さい。
それぞれのルールにはその分野での正当な根拠を持っていることが確かです。しかしながらそれらが互いに一致するわけではありません。「食べなければ死ぬ」と「パンを盗む」とは生物ルールでは妥当しますが社会ルールには妥当しません。
「悪人正機」は人間ルールとしては立派なものなのでしょう。しかし悪人を社会構成の一員として許容するか否かは人間ルールでなく「社会ルールが決定」することになるでしょう。人間ルールと社会ルールとの間に差異があることを、人間ルールとか社会ルールからの批判のみで論議することは困難です。またそれをしてはいけないと考えます。二つのルール間で「なんとか折り合いを付ける」との類の問題でしょう。
お礼
意味するところは何となく伝わってきます ありがとうございました。