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計らいの意味
計らいは処置などの意味がありますが、計にらいが付いて何でこのような意味になるのですか?語源などを教えて下さい。
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「計らい」 は、「計らう」 という動詞の意味を名詞として抽象化したものです。 動詞の語尾が -au で終わっている場合 (たとえば 「商う」 など) には、-au → -ai とすることで意味の抽象化された名詞になります (すべてがそうなるとは断定できませんけれども、少なくとも 「計らう」 などの場合にはそういうことがいえます)。たとえば 「商う」 → 「商い」 のように。
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- Postizos
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岩波古語辞典によると 《ハカリ(計)とアヒ(合)との複合、一緒にはかる意》 とあります。 「はかる」は 仕上げようと予定した作業の進捗状態を数量・重さ・長さなどについて見当をつける意。 1.《計・測・量》数量を調べて知る。 数える。計算する。 2.《図・計・測・量》物事を推し考える。 考える。分別する。考慮する。 物事の内容・程度を推しはかる。 予測する。 3.《諮・計》よいわるいなど見当をつける。 相談する。 機会をうかがう。見はからう。 4.《謀・計・図》企てる。もくろむ。工夫する。 5.《謀》欺く。だます。 以上広辞苑 「はかり」は見当・目安・秤の意味と「ばかり」【許り】に分かれたのでそれとの使い分けで3の意味などでは名詞形は「はからい」と言うようになったのでしょう。 いろいろ複合して計算し・考えてやるというような意味では。 広辞苑には「はかどる」(捗る、はか【捗・果・計・量】が行く)と同源だとあります。
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- cxe28284
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計らいは計らうという他動詞5段活用の連用形計らいが名詞化したのではないかと思います。 「計」そのものに、はかりごとや何かを見積もるの意味があります。 一年の計(けい)は元旦にあり。けいは音読みです。
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- yokii22
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中国古代の儒学者がまとめた礼に関する、いわゆる礼儀に関する「礼記」という書があります。 これは「らいき」と読みます。 ネットの辞書で「らい」で検索すれば、最後に「礼」が出て来ます。 「計らい」の「らい」には、自分を低めることにより、相手を高めること、即ち「謙譲」の意味が込めれています。 「計らい(はからい、はからひ)」には、もともと「神仏などによる計らい」「目上の人による計らい」という意味が含まれています。 ですから、「神仏のはからひ賜う・・・」とか「左大臣の格別のおはからひ・・・」などと使われていたそうです。
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