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春一番が吹く

さっきテレビをみていたら、男性のアナウンサーが、 これからの気象の話をしていて、「春一番が吹く素振りがない」 といっていました。言葉狩りをするつもりはありませんが、 なんとなく引っかかります。素振りとは人間や動物のの動作や表情に現れた気配 を指す言葉ではないかと思います。 言い換えるとしたら何が適切でしょうか。模様とか、気象条件はどうでしょうか。 専門用語があるのでしたら、ご存知の方教えていただけませんか。

質問者が選んだベストアンサー

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  • kine-ore
  • ベストアンサー率54% (808/1481)
回答No.4

この場合の「~が吹く素振りがない」は文章であれば全くの誤用と言わざるを得ません。 有情主のための「素(そ)振り」であって、無情主では違和があるというだけでなく、擬人法の場合でも「そぶりさえ見せない」「そぶりもうかがわせない」などではあっても有情主の「そぶり」が無情主向けの「ない」では統語が取れません。 どうしても「ない」を使いたいならば、本来の無情主用である「兆候(徴候)が・ない/見られない」「兆(きざ)し・がない/見られない」「前触れさえ・ない/うかがえない」などとすべきでしょう。 >専門用語があるのでしたら、 天気予報に関わる最大の問題は、気象予報士としての資質ではなく、日本古来からの短詩形文学の精髄でもある「季語」に関する基本的素養が乏しいにもかかわらず、「歳時記」的知識を振りまきたがる性向にこそあるでしょう。 「戦後に使われ出した気象用語のうち、気象台役人が作り出した机上の言葉でなく、前から使われていた風の名を採用したものだから、生活用語としての自然さがある。」(山本健吉「基本季語500選」) ことほどさように専門用語云々ではなく、この場合は単に「生活用語としての自然さ」に欠けているというレベルのことです。

cxe28284
質問者

お礼

ご回答いただきまして有難うございました。 詳しいご説明で何が違和感の原因かがとてもよくわかりました。 季語としてもともと使われていた。「春一番」を気象用語として採用した。 それは生活用語の自然さや懐かしさを感じさせるものではあるが 有情、無情の配慮もなく、使われているところに、 生活用語として不自然な語感をきくものにあたえる。 思いがけず良い勉強をさせていただきました。

その他の回答 (3)

  • hakobulu
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回答No.3

適切かどうかは横に置いといてですが、 「今年の春一番、なかなか気を持たせます」 はいかが。 まあ、春分までに吹けば遅刻にはならない理屈ではあるのですが。      

cxe28284
質問者

お礼

回答ありがとうございました。そこまでいけば半端じゃないですね。 なかなか文学的だと思います。

  • Saturn5
  • ベストアンサー率45% (2270/4952)
回答No.2

「素振り」は確かに人間の動作の予兆に使われるべき言葉でしょう。 正確には「気配」とか「前触れ」がいいのかも知れません。 しかしながら、私にとっては全く違和感は感じませんでした。 なぜなら、天候はよく女性の基質に例えられるものです。 かつては、台風にも全て女性名がついていたくらいです (女性差別ということで、今では男性と女性の交互になっています) フランス語でも自然現象のほとんどが女性名詞のはずです。 ということで、天候を擬人化しても違和感は感じませんでした。 それよりももっと他の事で違和感を感じることが多いです。 「全然うれしい」 「イラっとする」 「あげぽよ」

cxe28284
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 確かに台風は去って行った。とおり過ぎて行った。という言い方をします。 擬人化かもしれませんが前後の解説が気象用語だったので、 その言葉だけが浮いているように感じました。 「気配」いいですね。秋の気配とか言いますね。 全然+肯定的な語はよく使われていますが、まだ少し違和感を感じなじめません。 「あげぼよ」聞いたことありません。

  • 0913
  • ベストアンサー率24% (738/3034)
回答No.1

気配 ではどうでしょうか?

cxe28284
質問者

お礼

回答ありがとうございました。気配いいですね。 春と秋は気配という言葉が似合う気がします。

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