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「再三」という副詞の使い方について
言葉の使い方について質問いたします。 私は、「再三」という副詞は、その動作を何度も繰り返すことがわずらわしい場合だとか、あるいは、なんとなく疎ましいイメージの結句につながるような場合にのみ用いるのが普通のような気がしております。 真っ先に思い浮かぶのは、「再三の勧告にもかかわらず……」というような、前提条件に対する否定的用法です。 また「再三」でネット検索してみますと、 「再三の髪型指導に立腹。担任殴った中三男子逮捕」 「再三のいじめと中傷の末……」 などの事件ニュースの見出しがヒットします。 ですので、たまに「再三」が肯定的な意味の文章で使われているのを聞くと、なんとなく違和感を感じてしまうことがあります。 「我が国漁船、再三にわたり人命救助に貢献」 (ラジオショッピングでアナウンサーが)「再三、申し上げていますが、人気商品です。お早めに御注文なさってください。」 などですね。(特に二番目の例は、“何度も同じこと言わせるなよ”的なニュアンスが漂っているように感じてしまいます。) 果たしてこの用法に違和感を感じるのは、私だけでしょうか?「再三」は、単に「何度も、何度も」という意味で、使ってもかまわないんでしょうか?
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- SortaNerd
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私は再三を肯定には使いません。相当な違和感を感じます。 が、まあ言葉は変化するものなので、使う人がいるなら使わせておけば良いかと。 言葉の成り立ちから見ると、いい事に使ってまずいこともなさそうですね。
再三に特段の使用制限はないと思います。意味は、しばしば、たびたび、再々、再三再四というように、一定期間内に二度三度と重ねて起こることを意味します。 用例。 山道にも関わらず彼女は再三私を見舞ってくれた。 再三にわたり応援を依頼されたが断った。 若い頃、彼は再三私を助けてくれた。 再三小言を言われて頭にきた。
お礼
遅くなりましたが回答ありがとうございます。 教えていただいた用例の2番めと4番めは自然に受け止められるんですが、1と3がなんとなく抵抗感を感じてしまいます。 でも使い方には制限がないんですね。参考になりました。
お礼
同じ感覚の方がいらして安心しました。 年がいくと他人の細かい言葉遣いが気になるんですよね。 回答ありがとうございます。