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ラテン語について質問です。
ラテン語の翻訳サイトで数字の50を調べたところ、「L」と出てきましたが、この意味が今一つ理解できなかってのでサイトで調べたところ、ローマ字と出てきましたが、どうなんでしょうか? また、同じくラテン語で「川」を翻訳したところ、「flumen」と出てきましたが、読み方は「フルメン」でいいのでしょうか? 以上の2つの質問ですが、ご存知な方はお知恵を宜しくお願い致します。
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なぜ50を入れてLが出てきたかといいますと、50が「数字」なのでローマの数字Lが出てきたというわけです。時計の文字盤などにある I, II, III... がローマ数字です。詳細http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%9E%E6%95%B0%E5%AD%97 Lを使うようになったいきさつもあります。アラビア数字が一般的になる前は文字を数字として使うことは割とよく見られたことで(ローマ数字は結果的に文字と同じ形になったというべきですが)、古代ギリシアや初期キリル文字でも文字を数字に使いました。 日本語で五十や英語で fifty という「数詞」を入れると quinquaginta (クィンクァーギンター)が出てきます。日本語で生活しているとつい数字と数詞を区別しなくなりますが、外国特に欧米では数詞と数字は区別されます。 flumen は古典期の発音を正確に記すなら [flu:men フルーメン] となります。川は flumen でも問題ありません。 なお、語源の話は慎重に。rival はラテン語の rivalis から発したものですが、これは rivus「(小)川」に語尾 -alis(英語などの -al の元)が付いたもので、「川」の派生語ということしか分かりません。ラテン語ですでに「ライバル」の意味で使われています。「こういう謂れでこの単語を作りました」という記録があるものは最近の新語以外はほとんどなく、単語としてのつながりは分かってもできた謂れは分からず、推測するのみです。 オックスフォード英語辞典などは「お互い川の対岸に住む」というところから「同じ目的を追う者」を意味するようになったという見解のようです(... one living on the opposite bank of a stream from another ... One who is in pursuit of the same object as another; one who strives to equal or outdo another in any respect.)。水利権を争ったかどうかは分かりません。
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- Yusura
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ごく簡単な回答になりまして恐縮ですが・・・ ラテン語で50は、「quinqua・ginta」です。 こちらのサイトに詳しくあります。 http://www.sf.airnet.ne.jp/ts/language/number/latinj.html L、というのも間違いではありません。 数字をローマ字で表記するとき、 1 →I, 5 →V, 10→X のようにしませんか? このまま続けていくと、50はLで表記します。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%9E%E6%95%B0%E5%AD%97 1、2、3、4、5のような「数字」はアラビア数字です。 このような、「数字と文字をわける」ということを、古代ローまではしていなかったのではないかと思います。 川でflumenは合っていますが、単語としてはfluvius(フルウィウス)のほうが、読みとしてはフルーメン」のほうが一般的だと思います。 川の総称はfluviusで、flumenは「(水の)流れ」というニュアンスがあるからです。 余談でどうでもいい小話をひとつ。 川にもいろいろありますが、ラテン語で小川はrivulus、英語のrival(ライバル)の語源で、この水源としての小川を巡った争いから発しているそうです。 ちなみに、家系に200人ぐらい音楽家がいる有名なバロック時代の作曲家、バッハ。 ドイツ語で小川はバッハBachなんです。 「アイン・シュタイン」が「小石」って意味なのは有名ですが、だから「バッハさん」は日本人だと「小川さん」になります。 音楽好きの小川さんに会われたらぜひお話のネタにしてください。
お礼
,ご丁寧に有難うございました!