アジリティドリルとしては、プログラム化されたTドリルやプロアジリティドリル、非プログラム化されたものとしてはリアクションドリルなどがあります。
が、それ以前に、「見て動く」、「目線が先で、腰や肩の動きはその後」という感覚を身に付けましょう。反応が遅いといわれる人は、見ることより先に体幹の動きを優先させているように思います。見ている暇があったら体幹をパッと動かした方が、素早く見えるのではないかと考えるのでしょうかね。しかし、これは間違いでして、腰や肩が先に動きますと、動作が遠回りになり、従って反応が遅れることになります。直線的に素早く動くには、目線で、目標をしっかり確認しなければなりません。
ですので、視覚目標に視線を集中すべきときには、頭をニュートラルポジションに保つこと、また、目線は真っ直ぐ前方に向けましょう。この時、パワーポジションを維持しましょう。パワーポジションとは、一番力が入る時の姿勢のことでして、まあ、簡単に言えば、スクワットでクォーターくらいに腰を落とした姿勢のことです。30~50cmの台から跳び下りた時の安全で正しい姿勢でもあります。台から跳び下り、足を肩幅くらいに開いて着地しますと、その人にとっての、一番力が入る姿勢が判明するものと思います。
そして、方向転換やトランジッションにおいては、最初に、まず、頭(目線の確保)を回し、新しい視点を探すことから開始します。引っ込み思案気味の人は、新展開に際して、最初にまず、目線をキリッと向けることが苦手なので、反応が遅れるのではないのかと考えられます。視線の先を睨み付ける積りで、眼力を入れれば、より味方からのパスを貰える選手になれるでしょう。最良のアイコンタクトでもあります。
お礼
詳しい説明本当にありがとうございました! 具体的なので鈍感な私でもイメージできました。 明日の練習から少しづつ意識しようと思います。 本当にありがとうございました!