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化学
水酸化カルシウム水溶液は、石灰水と同じなんですか? あと、水酸化カルシウムは石灰石と同じなんですか? 教えてください!
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- htms42
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石灰は現在「せっかい」と読んでいますが元々は「いしばい」です。 肥料や建築材料にするためにある種の石を焼いて作る白い粉状の物質です。 石灰(いしばい)を作るのに用いる石が石灰石(石灰岩)です。 この石灰を水に溶かしたものが石灰水です。 白く濁ったままで使う時には石灰乳と言うとこともあります。 濁りを分離して透明な水溶液として使うのは小学校などで二酸化炭素の検出に用いる時などのためです。 水酸化カルシウムの飽和溶液のことだということはありません。量なんか計らずにドバッと水に放り込んでかき混ぜて白く濁ったままで使っていたのですから自然と飽和溶液になってしまっているのです。 石を焼いて作った直後の石灰は水を加えると発熱します。 水を吸って発熱してしまった後の石灰も同じような白い粉ですから見かけで区別するのは難しいです。 どちらも石灰と呼んでいます。 区別する時は発熱の能力のある方の石灰を生石灰、水を吸って発熱能力の無くなってしまった方の石灰を消石灰と呼びます。ふつう、袋に入っている石灰だとたいていはこの2つが混ざっています。 海苔やおかきの袋に入っている乾燥剤として石灰が使われているのはご存知ですね。 石灰石の主成分は炭酸カルシウムです。 これを焼くと酸化カルシウムに変わります。 酸化カルシウムが水を吸うと水酸化カルシウムになります。 CaCO3⇒CaO+CO2 CaO+H2O⇒Ca(OH)2 大きなお寺の白い壁、お城の白い壁、倉の白い壁、 すべて壁土と石灰とを水で混ぜたものを使っています。塗ったものが乾いて行くに従って炭酸カルシウムに戻って行きます。セラミックのコーティングをしたような丈夫なものになります。雨でも流れません。 昔はペンキなどありません。白い建築材料としてはこれが一番です。 日本画の白の顔料には貝殻を焼いたものが使われています。これも成分的には石灰と同じです。貝殻の主成分は炭酸カルシウムです。 地中海地方や南米に多い白い壁の街並みもやはり石灰を使っています。
- nananotanu
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途中で投稿されちゃいましたね。 石灰石と石灰水、および、水酸化カルシウムはまったく別物です。 http://ja.wikipedia.org/wiki/石灰石 石灰水は、(溶質は水酸化カルシウムですが)『飽和』水溶液、です。 http://rikanet2.jst.go.jp/contents/cp0100a/contents/3300/3300.html
- nananotanu
- ベストアンサー率31% (714/2263)
違います。