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逆転写について

論文中に Analysis of EIN3 transcripts by PCR with reverse transcription. という一文があり、実験ではPCRでendogenousとtansgeneを用いた転写、発現を行っているのですが、要するにこの2つの遺伝子を鋳型としてPCRしているだけですよね?with reverse transcriptionというのがよく分からないのですが、一体どういうことですか?

みんなの回答

回答No.2

前後の文とEIN3というのがどういう遺伝子か分からないので、正確な回答か分かりませんが、与えられてる情報から私なりに解釈してみました。 細胞のトータルmRNAからEIN3のアンチセンスプライマーを使って逆転写(RT)してcDNAにします。この段階ではRTでできたcDNAは非常に少ないので一旦PCRで増幅します。この時にセンスプライマーに例えばT7プロモーター等導入してあげれば試験管内で、簡単に大量にとることが出来ます。PCRの後にサブクローンして配列チェックをしているかもしれません。 文章に出てくる「EIN3 transcripts」とは上記のようにして得られたRNAのことだと思います。そのRNAを解析するという事ではないでしょうか? ちょっと自信ありませんが私の解釈ではそういう感じです。 英語は全体の意味が理解できればOKです。 一字一句直訳するような事だけは止めてくださいね。

  • ikkame
  • ベストアンサー率40% (79/193)
回答No.1

普通は、DNA→mRNA→タンパク質という、原則(セントラルドグマ)があります。普通の生物はDNAからtranscription(転写)してmRNAができるのですが、なんと自然界の原則を反してその逆をやってしまうのです。つまりmRNAからDNA(cDNA)をつくっちゃうのです。この事は、本来の転写とは、逆の転写をしているので逆転写(reverse transcripition)といいます。  細胞からEIN3のmRNAを取ってきて、RT-PCRをかけて、EIN3のcDNAを増幅して、解析するのかな?本来は、mRNAで研究したいのですが、RNAは知っていると思うけど、すぐ壊れてしまい保存したり実験したりするのが大変です。

参考URL:
http://bioroom.hp.infoseek.co.jp/genetics/central_dogma.htm