- ベストアンサー
簿記の株式の処理の下書きについて
- 簿記の株式の処理の下書きについて説明します。移動平均法による株式の処理において、問題が発生する場合があります。具体的な問題として、A株の移動平均単価を算定する場合、時間がかかってしまうことがあります。
- 問題の内容は以下の通りです。1. 前期にA株25,000株を44,000円で取得し、その他有価証券に区分している。ただし、前期末時価は1株当たり3,280円である。2. 当期にA株を10,000株を1株当たり3,450円で売却し、売却費用500円を差し引かれ売却代金を受け取った。3. A株の当期末時価は1株当たり3,820円である。
- 移動平均法による処理において、下書きを書く際のポイントを教えてください。この問題ではA株の移動平均単価を求める必要がありますが、他にも自己株がある場合も同じように処理する必要があります。質問者はこのような問題に取り組む際に、どのような下書きを書いているのか知りたいとしています。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
御礼を頂きありがとうございます。 追記です。 >25,000株から15,000株に変わっていますが、この株数はメモらないのですか? 有価証券の購入売却が多い場合は、T字勘定にしていきます。 借方には購入株式数と取得原価、貸方には売却数と簿価、併せて売却価額を。 この時購入と売却の時期(順序)が分かるよう位置をずらします。 _________________ 25,000×@ │ =44,000 10,000×@ =17,600 → in 34,500 +16,900 残15,000×@ =26,400 ↓ +30,900 57,300 こんな感じです。(図形が崩れたらご容赦ください) 追加購入があると移動平均単価は変わるので単価は書きません。 売却株式の簿価は電卓のメモリー機能を使うと平均単価が書いてなくても計算できます。 >ポイントは、投資有価証券(57,300)の隣りに評価差額(30,900)を書いておく所ですか? 投資有価証券の評価損益をメモする理由は、確認・計算がラクだからです。 複数銘柄で評価益と損の両方ある場合、税効果を含め一気に計算できます。 例えば問題資料にこのように書き込んだとします。 A社株式(時価)57,300 +30,900 B社株式(時価)55,000 △6,000 ------- +24,900 電卓を使いながら直接答案記入します。 投資有価証券(57,300+55,000=)112,300 評価差額金 (24,900×60%=)14,940 繰延税金負債(30,900×40%=)12,360 繰延税金資産(6,000×40%=)2,400 貸借一致するか確認します。 (借方)投資有価証券純増24,900+繰延税金資産2,400=27,300 (貸方)評価差額金14,940+繰延税金負債12,360=27,300 時間は短縮できると思います。参考にしてください。
その他の回答 (1)
- pacific-ocean
- ベストアンサー率67% (23/34)
私は基本的に仕訳は書きません。頭の中で作ります。 決算時のその他有価証券は 評価益→(貸)繰延税金負債40% (貸)評価差額金60% 評価損の全部純資産直入→(借)繰延税金資産40% (借)評価差額金60% 評価損の部分純資産直入→(借)投資有価証券評価損 (借)繰延税金資産40% (貸)法人税等調整額40% というようにパターン化しています。 下書きも決算資料(問題文)のなかに最低限必要な「期末時価総額」と「評価差額(プラス又はマイナスの表示も一緒に)」を記入し、40%と60%を計算し直接残高試算表に書き込んでいきます。 ご質問の例題でやってみます。 決算整理前残高試算表が資料として与えられ、整理後残高試算表(若しくは貸借対照表と損益計算書)を作成するような問題です。 単位は株単価は円、それ以外は千円にしています。 <前期・決算時> 残高試算表には「投資有価証券 44,000」の表示が既にあるはずです。 期末時価@3,280×25,000株 を計算し、決算資料(問題文)のところに時価総額と評価差額 「82,000 +38,000」と記入します。 評価差額は、(時価@3,280-原価@1,760)×25,000株=+38,000 若しくは 時価総額82,000-残高試算表44,000=+38,000 で計算します。 82,000が決算整理後の投資有価証券の金額ですからそのまま記入します。 評価差額38,000×40%=15,200 を(貸)繰延税金負債へ、 ×60%=22,800 を(貸)その他有価証券評価差額金へ記入します。 これで投資有価証券の処理は終わりです。 <当期・株式売却時> その他有価証券ですから洗替が行われているか確認します。 残高試算表に「その他有価証券評価差額金」が残っていなければ期首の洗替が済んでいます。 洗替が済んでいるとしましょう。残高試算表は取得原価に戻っていますから「投資有価証券 44,000」になります。 売却分の有価証券は44,000÷25,000株×10,000株=17,600 売却価額は@3,450×10,000株=34,500 売却損益は +16,900になります。 残高試算表に 「投資有価証券△17,600」「投資有価証券売却益+16,900」「現金+34,500」と加減・記入します。 手数料を支払っていますので 「支払手数料+500」「現金△500」 も併せて記入します。 <当期末・決算時> 残高試算表は 「投資有価証券 44,000 △17,600」になっています。 期末時価@3,820×15,000株 を計算し、決算資料(問題文)のところに時価総額と評価差額 「57,300 +30,900」と記入します。 評価差額は、(時価@3,820-原価@1,760)×15,000株=+30,900 若しくは 時価総額57,300-残高試算表(44,000△17,600)=+30,900 で計算します。 57,300が決算整理後の投資有価証券の金額ですからそのまま記入します。 評価差額 30,900×40%=12,360 を(貸)繰延税金負債へ、 ×60%=18,540 を(貸)その他有価証券評価差額金へ記入します。 ご質問者様のように仕訳を書いていくのが正式な方法でしょう。 でも私は時間短縮のために、このような方法でやっています。 この問題は有価証券売却が1回だけですからラクなんですが、購入・売却を頻繁に行っている場合はもう少し手間がかかります。 文章で説明するのは難しいですね。ご容赦下さい。
お礼
回答ありがとうございました。 教えていただいた通りやってみました。 たしかに57,300がスムーズに出ている感じがします。 ポイントは、投資有価証券(57,300)の隣りに評価差額(30,900)を書いておく所ですか? あと、25,000株から15,000株に変わっていますが、この株数はメモらないのですか? これも途中で頭で計算しているから要らないという事でしょうか? もう少しボリュームが増えたとしてもやっぱり株数は頭の中でやるものでしょうか? 出来る人のやり方を真似てみて、本当に勉強になりました。 今回のやり方を軸に問題の数をこなしてみたいと思います。 (もう一つの問題のお礼は少しお待ちください。 これを解くのも時間が掛かってしまったので・・・。 もう一つのも時間が掛かりそうです・・・。)
お礼
ありがとうございました。 T勘定で株式数も記入して解くやり方はとても勉強になりました。 細かく教えていただき参考になりました。