ホスセリノミコトとスセリヒメは別人(神)です。
神の名は状況や名前の文字は書によって異なっているので、ここではカタカナにします。
また、自称の内容やつながりも書によって異なるので、ここでは簡単に一説のみ述べます。他の説もあります。
コノハナサクヤヒメは天孫降臨のニニギノミコトの奥さんですが、一夜にして身ごもったために国津神の子ではないかと疑われ、産小屋に火をつけて生んだ子の独りがホスセリノミコトです。火がついたとき、盛んに燃えているとき火が収まるときの三人兄弟ですが、ホスセリは次子とも長子とも書によって異なっています。
スセリヒメはスサノオの子でオオナムチノミコト(大国主命と同一視)と一緒になるためにスサノオに紹介したところ、スサノオはオオナムチを殺そうと様々な罠にかけましたが、スセリヒメに助けられました。
いずれも良縁を得、夫婦和合と、苦難を超えてともに暮らす。また無事に丈夫な子供を得るという意味で祭られる神様だと思います。
「産泰神」は主にお産において「お産そのものが安泰=軽い」という意味、「生まれる子が安=無事」という意味、「産後の母体が安泰=産後の無事」という意味の三つがあり、更に拡大解釈から夫婦和合に繋がります。中には離婚話があっても子宝に恵まれる夫婦もいますが、大抵は子宝は夫婦和合の象徴ですからね。
お礼
遅くなってすみませんでした。 別人ということがはっきりわかってすっきりしました。 スセリヒメも良縁、夫婦和合の神様と知って安心いたしました。 そういう意味でも産泰神に、関係があるのかと思っていましたが こちらはコノハナサクヤヒメで、スセリヒメには関係がないようですね。 やっと理解ができました。 ヒスセリノミコトが男の神様ということも驚きました。 漢字のイメージでの先入観だったようです。 ご親切に、本当にありがとうございました。