固有値というのは、元々、↑P = (x,y,z) (列ベクトルとする)とすると、
A*↑P = k*↑P ⇔ (A-kE)*↑P = ↑O(零ベクトル) が、
自明でない解(x,y,z) (つまり、x=y=z=0でない解)を持つときの
kの値のことだった訳で、そのときの↑Pが固有ベクトルですから、
k=1 なら、A-kE = [0 0 2 4 2 1 2 1 2] なので、
これに、列ベクトル(x,y,z)をかけたら、零ベクトル、
そうなるx,y,zは、連立方程式を解けば、
1つには決まりませんが、何らかの関係式は導き出せる、
その中で、x=y=z=0でないものを、1つ選べば、
それが固有ベクトルです。
実際には、
2z = 0, 4x + 2y + z = 0, 2x + y + 2z = 0 が出るので、
z = 0, 4x + 2y = 0, 2x + y = 0 から、y = -2x、
y = 1 とすると、x = -2, z = 0 で、(-2,1,0)
y = -1として、(2,-1,0)、y=-2として、(4,-2,0)
どれでもOKということです。
単位固有ベクトルと言われたら、絶対値√5で割って、
(-2/√5, 1/√5, 0) または (2/√5, -1/√5, 0) のようにします。
補足
Eは何でしょうか。