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エアコンの技術について
こんにちは、 エアコンを買い替える予定です。現在、使用しているもの(1995年製)よりも、今販売しているエアコンの方が数倍電気代が安くなるらしいですが、その要因はなんでしょうか?現在、使用しているものもインバータエアコンのはずです。最近(いやかなり前?)注目されているヒートポンプも関係しているのでしょうか?また購入する際に気になるトップランナー制度や省エネラベルについても、併せて教えて下さい。
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PAM技術は意外と昔からあって、多分1990年代前半から製品化されていたと思います。PAMというのは要するに同じモータでも大きな出力がえられるように改良した制御回路なんですね。 さて1995年製よりも最近のエアコンの方が電気代が安い理由は、最大の要因はやはりインバータ制御のコンプレッサーの利用です。その証拠に窓用のエアコンなんかはいまだにON-OFF制御式のエアコンがありますがそういうのは殆ど昔の機種と電気代が変わりません。さらに、今のエアコンでもフルパワーの状態では意外と効率がわるく、昔のエアコンと殆ど変わらないくらいに電気を消費します。 インバータエアコンの特徴は中間出力での効率が高いことです。昔のエアコンはコンプレッサーがONかOFFかの二者択一だったために、人間で言うと全速力で走っては休んでまた全速力で走っては休んで・・・これを繰り返しながら移動している状態です。息が切れない程度のマイペースで一定の速度で走ったほうが長距離走では有利なのと同じで、全速力と休憩を交互の繰り返す昔のエアコンの方が電気を多くつかうのは当然でしょう。 それ以外の技術としては、熱交換器の設計変更とか容量アップとか送風ファンもブラシレスモーターという効率の良いものを使ったり、回路の電気ロスを減らす工夫をしたり、風の流れる道筋を研究したり、ありとあらゆる工夫がなされています。 一つ私が指摘したいのは、室外機の大きさです。置く場所が狭い場合は別として、置く場所の広さに余裕がある場合はできるだけ室外機の大きい機種を選ぶことをお勧めします。なんでそれがいいかというと、室外機が大きいほうが少ない電力で沢山の熱を放出したり吸収したりできるのでトータルのエアコンの消費電力が少なくできるからです。今度エアコンを選ぶときには多少参考になさってみてください。
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- tarepanda009
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#1ですが、今のエアコンは冷房(暖房)運転の方式だけではなく様々な省エネ技術を組み合わせ、さらなる節電効果をあげるようにしています。 例えば人感センサーで人のいるところにあわせて冷風(温風)をおくるようにして、涼しさ(暖かさ)をより感じるようにすることで全体的な運転を抑制するとか、人が居なくなると運転控えめモードになるなど。
補足
>PWMならよく聞きますが、PAMなのですね。確かに、下記に記載あります。あまりメジャーでは無いのでは? 調べたら、下記に詳細な説明がありました。「ガッテン」です。 PAMは全く初めて知りました。いつごろから、PAM制御はインバータに使用されているのでしょうか?インバータはエアコンのほか、電車などにも使用されていますが、PAM制御はこれらにも使用されているのでしょうか? http://www.jsrae.or.jp/annai/yougo/56.html
- rimurokku
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電気代が安くなると言っても数倍安くなるとは行きませんが、かなり省エネになっている事は確かです。 昔の物と比べて、ガスの圧縮能力や熱交換機の効率の良さが大幅に改善されています。 また、インバーター機能も僅かな電力ロスで作動でき、同じようにヒートポンプ能力も格段に高くなっています。 トップランナー制度や省エネラベルについては、こちらをどうぞ。http://www.enecho.meti.go.jp/policy/saveenergy/save03.htm
補足
お返事有り難うございます。 >昔の物と比べて、ガスの圧縮能力や熱交換機の効率の良さが大幅に改善されています。 >また、インバーター機能も僅かな電力ロスで作動でき、同じようにヒートポンプ能力も格段に高くなっています。 了解しました。 >トップランナー制度や省エネラベルについては、こちらをどうぞ。http://www.enecho.meti.go.jp/policy/saveenergy/s … トップランナー制度について、「エネルギー消費効率が現在商品化されている製品のうち最も優れている機器の性能以上にする」と回答あります。 例えば車に例えると、現在プリウスの燃費が良いですが、他社の車は、プリウス以上の燃費の車しか製造・販売してはならない!ということでしょうか? http://www.eccj.or.jp/qanda/machine/qa01.html#02 トップランナー方式とは何か。 省エネ法(エネルギーの使用の合理化に関する法律)における機器の省エネルギー基準設定の考え方であり、「エネルギー消費機器(自動車、電気機器、ガス・石油機器等)のうち省エネ法で指定するもの(特定機器)の省エネルギー基準を、各々の機器において、エネルギー消費効率が現在商品化されている製品のうち最も優れている機器の性能以上にする」というもの。1998(平成10)年6月の省エネ法改正によって導入されている(施行は1999(平成11)年4月)。
- tarepanda009
- ベストアンサー率33% (2216/6589)
数倍なんてよくはなりませんが、ただのインバーターではなくPAMといって電圧も制御する方式です。(通常のインバーターは電流制御) 力率改善されるのでさらに効率よくなります。(通常のインバーターと比べると1割程度?) PAMでよい点は高速回転での安定性がよくなることでパワーアップが図れることです。採用機種では最大の能力(特に低温時の暖房能力)が大きくなっていると思います。
補足
お返事有り難うございます。 >ただのインバーターではなくPAMといって電圧も制御する方式です。 PWMならよく聞きますが、PAMなのですね。確かに、下記に記載あります。あまりメジャーでは無いのでは? http://ja.wikipedia.org/wiki/PAM >(通常のインバーターは電流制御) 通常のインバータも、PWM制御によって、電圧を制御しているのではないでしょうか?
補足
お返事ありがとうございます。 >PAM技術は意外と昔からあって、多分1990年代前半から製品化されていたと思います。PAMというのは要するに同じモータでも >大きな出力がえられるように改良した制御回路なんですね。 そんな古くから、あるのですね。私の本には、PWMしか記載しておりませんでした。 >インバータエアコンの特徴は中間出力での効率が高いことです。昔のエアコンはコンプレッサーがONかOFFかの二者択一だったために、 >人間で言うと全速力で走っては休んでまた全速力で走っては休んで・・・これを繰り返しながら移動している状態です。息が切れない程度の >マイペースで一定の速度で走ったほうが長距離走では有利なのと同じで、全速力と休憩を交互の繰り返す昔のエアコンの方が電気を多く >つかうのは当然でしょう。 インバータの素子(例えば、IGBT)の変化で、効率がアップしたようなことはないでしょうか? >それ以外の技術としては、熱交換器の設計変更とか容量アップとか送風ファンもブラシレスモーターという効率の良いものを使ったり、 >回路の電気ロスを減らす工夫をしたり、風の流れる道筋を研究したり、ありとあらゆる工夫がなされています。 ブラシレスモータですか、永久磁石の使用とか、面白そうですね。効率がアップした理由はいろいろとあるのですね。 >一つ私が指摘したいのは、室外機の大きさです。置く場所が狭い場合は別として、置く場所の広さに余裕がある場合はできるだけ室外機の >大きい機種を選ぶことをお勧めします。なんでそれがいいかというと、室外機が大きいほうが少ない電力で沢山の熱を放出したり吸収したり >できるのでトータルのエアコンの消費電力が少なくできるからです。今度エアコンを選ぶときには多少参考になさってみてください。 電気コンロで、同じ量の水を沸かすのに、大きいやかんを使用した方が、早くて電気代が安いのと同じですね。熱伝達、伝導が大きい方が 得なのですね。