贈与税

質問

贈与税について質問です。

ウィキペディアを見ると、基礎控除が一年で１１０万円と書いてあります。

ここで疑問ですが、贈与税とはどういった時に発生するのでしょうか？

例えば、ボンボンの親が子供に月１０万円のお小遣いあげるとします。

この場合、税金を払う必要はあるのでしょうか？成人と未成年だと状況が違った場合、どう違うのでしょうか？いっしょでしょうか？

また、友人に月１０万円おごってもらったらどうなるでしょうか？（勿論、１年通して）この場合はお金ではなく、例えば飲みなどの飲食物なので、何も税金は発生しないのでしょうか？

初歩的な質問ですが、法学を全く学んだことがないものの質問なので、そこには目をつぶってお答えください。

回答No.1

kuroneko3 · ベストアンサー

ご質問の内容に対し正確にお答えするには，相続税法の条文を詳細に取り上げなければならないのでなるべく簡略化してご説明しますが，基本的に贈与税は，贈与により財産を取得した者がある場合，その財産取得者に対し課税されます。
　親が子供にお小遣いをあげた場合，その金額が生活費または教育費として通常認められるものの範囲内であれば，贈与税は課税されないものとされています。小遣いが月１０万円というのは微妙な金額ですが，課税されないのは小遣いがそのまま生活費や学費として費消された場合に限られ，その小遣いがそのまま貯金や不動産，株式等の投資に充てられたような場合には，「生活費または教育費として通常認められるもの」には該当せず，課税の対象になるものと解されています。子供が未成年であるか成人であるかは，直接的には関係しませんが，「通常認められるもの」の範囲内にあたるか否かの判断に影響する可能性はあります。
　友人に食事代などをおごってもらった場合については，贈与によって「財産を取得した」と言えるか否か微妙な問題ですが，仮に「財産を取得した」といえる場合でも，社交上の必要によるもので当事者間の関係等に照らして社会通念上相当と認められるものについては，贈与税を課税しないものとして取り扱われています。
　逆に言えば，社交上必要かつ相当な範囲を逸脱した財産的利益の取得であると判断される場合，食事のおごりであっても贈与税が課税される可能性はあります。月１０万円おごってもらうというのは，現実的にはあまり見られない教科書的な事例なので断定的な判断は控えますが，要は「財産」といえるか否かの問題であり，飲食物だから常に税金が発生しないというわけではありません。