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どうして復興債を発行するのか?
建設国債という手段があるにも関わらず、 政府はどうして復興債の発行を決めたのでしょうか? 復興債発行の議論に時間を使うんであれば、 一刻も早く建設国債を発行して復興に企てた方が良かったのはないでしょうか? 「建設国債」と言うよりも「復興債」と言った方が聞こえが良いからでしょうか? また、償還期間が違いますが、これについてはどうなのでしょう?
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実も蓋もない言い方をすれば、増税したいからでしょう。 建設国債なら償還期限は60年ですが、復興債なら25年、それだけ年間の償還額は大きくなります。そうなると、収入が足らないから増税、という路線に持っていきたいのでしょう。当初は10年で償還なんて言ってましたから。 財務省の幹部は自分の代で財政再建に目途をつけることを誇りに思っているようなふしがありますし、消費増税となれば、税率軽減措置で利権が増えるので、財政危機を名目に増税をしたがります。 よく、「次世代にツケを回さない為」なんて言われ方をしますが、本音はそうではありません。復興の中心はどうしても港湾・漁港機能や道路、鉄道などインフラが中心になりますが、それらは50年以上にわたって国民や地域経済に恩恵をもたらすものです。つまり、次世代も恩恵を受けるのであって、決してツケ回しではありません。(だから、建設国債が財政法上、認められている) 逆に、じゃあ増税して短期間で償還した場合はどうでしょう。増税によって消費意欲が減退し、デフレが深刻化。失業者が増えてますますモノが売れなくなる、という悪循環に嵌る可能性が高いと思われます。それを繰り返して、ついには日本経済は二度と立ち直れないほどのダメージを受けることになるでしょう。 そういう意味では、増税して短期間に復興債を償還する方が、将来に禍根を残すことになります。 国債発行の是非について勉強したいのなら、下記が参考になるかと思います。 日本経済復活の会 http://ajer.cocolog-nifty.com/blog/ 新世紀のビッグブラザーへBlog http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/ 廣宮孝信の反「国家破産」論ブログ http://grandpalais1975.blog104.fc2.com/
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- blackhill
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建設国債の発行は、長期的計画的な見地から行われます。これに対し、復興債は突発的かつ地域限定的な資金需要に対応するわけですから、別枠で経理するのが透明性確保の面で適当だと考えられます。 さらに、建設国債の償還期限は60年ですが、復興債の場合は次世代に負担を回さないため、当初は15年とされ、償還のため所得税の上乗せ分をあてることにしました。しかし、自民党との調整で25年に延長されたのはご存じの通りです。 次世代へつけを残さないというのは、東日本災害復興会議の提言(p26)に明記されています。 なお、本年度の復興資金については、すでに第3次補正までで手当てが済んでいます。
- hekiyu
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政治的配慮だと思われます。 国債の発行だと、又かよ。これ以上国債を発行する なんて、と顰蹙を買います。 それで、復興債としたのでしょう。 復興債と名付ければ、国債とは違う、と誤解させる ことも可能ですし、言い訳にも使えます。 そして、ああ、これは復興だけに使う んだから、しょうがないや。 と、国民の納得も得られやすい。 そういう政治的計算があったものと考えられます。
- upup123123
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一刻も早く建設国債を発行て 建設国債は復興債よりも早く刷れるのかい? のろまの政権はどちらを採用しようが同じだよ。
お礼
皆様、ありがとうございました。大変勉強になりました。