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文民統制(シビリアンコントロール)
文民統制というときの「文民」というのは、だれのことを指すのでしょうか?初歩的な質問ですみません。。。
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文民統制とは、文官と人民が軍隊をコントロールする、という意味です。 文官は政府に所属する行政組織(日本でいえば霞ヶ関の国家公務員とその上司である大臣)、人民はもちろん一般国民ですが、選挙で選ばれた国会議員が主になるといえます。 人民=国民はすぐに理解できると思いますが、文官がなぜ入っているかが文民統制の意味の重要なところでです。 文官が重要なのは、第一に「国家の主権行動」が軍事力だけではなく、戦争に至る(または回避する)までの各種の交渉や努力は主に文官が担っているからです(日本で言えば主に外務省ですが、たとえば尖閣諸島の漁船体当たり事件などは、海上保安庁などの警察権も重要になります) そして、軍事行動を起こすかどうかの決定に際して、参考になる情報などは軍部も当然提出しますが、それ以外に文官からも提出されます。「正しい状況把握による、戦争決定の可否」は文官の提出する情報が適正か否かで決定するといってもいいわけです。 そして、最終的に戦争を開始する場合には国会の承認が必要になります。戦争は始めてしまったが、それに対する事後承認が無いために戦争終結する、というような後始末も文官が担うのが普通です。 また戦争の承認そのものは国会でなされますので、人民の代表が決定する、ということになります。 これらのことを含めて文民統制といいます。
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- WW-L
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文民統制というときの「文民」とは、諸法・諸精神の上方に位置する概念ですから、この場合単純に、 ■「文民」とは「軍人」でない者 を指すんでしょうね。 日本国憲法第66条第2項に 内閣総理大臣その他の国務大臣は、文民でなければならない。 とありますが、この場合も「軍人」でない者という単純な意味かと。 その際、「軍人」の範囲がどこまでを指すのかが問題になるケースも考えられますが、それは解釈上の瑣末な問題として扱われます。
- hekiyu
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これには諸説あります。 1,自衛官でない人、という説。 2,旧軍隊の人でない人、という説。 3,軍国主義思想を持っていない人、という説。 (バカみたいな説ですが、本当にあるのです) 1説だと、自衛隊は軍隊ではない、という建前と 矛盾する可能性が出てきます。 2説だと、現代は、殆ど意味が無い、という ことになります。 3説は少しオカシイです。 和が憲法は制定時は自衛隊の存在を予定していません でしたので、かかる問題が出てきた訳です。 自衛隊が存在する現実を考えると、(1)説が 最も妥当でしょう。
- trajaa
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広義では一般市民。 狭義では一般市民により選ばれた政治家。更に限定すれば、内閣総理大臣及び防衛大臣。 何れの場合もその対比相手は自衛官。 旧軍(高級将校など幹部)の経歴を持つ人や自衛隊員だった経歴を持つ民間人を、文民から除外するかどうかは議論有り。