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国語の授業で小説を書くのですが..
夏目漱石の夢十夜をまねて、 こんな夢を見た。 という入りで小説を書かないといけません。 原稿用紙5枚分なのですが、 いい案がなかなか思いつきません。 誰かお力をかしていただけないでしょうか?
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- 安房 与太郎(@bilda)
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夢みる作法 ~ だれもが夢を見ることはできない ~ >漱石の夢十夜をまねて、こんな夢を見た。という入りで< 中学や高校で(まさか大学ではないでしょうが)、この程度の文章力 の生徒に、そのような課題は、あまりにも過大なテーマですね。 こういう、陳腐で凡庸な課題を思いつく先生は、想像力に欠けていて、 しかも生徒には独創的なアイデアを要求するのではないでしょうか。 できあがった作文にはケチをつけ、気に入った作文をパクルはずです。 そもそも「原稿用紙5枚の小説十連作」も、標準例ではありません。 いっそのこと「こんな宿題を課された、という書出しで」眠れぬ夜を 過ごした、というような、とりとめのないエッセイはどうでしょう。 というように、とりとめのないことを書いていると、あっというまに 原稿用紙1枚(四百字)の駄文がまとまります。そうか、そうだったか、 教育のねらいは、まずは生徒に体験させるだけで、目的を達するのです。 http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/search?idst=87518&key=%CC%B4%A4%C5%A4%AF%A4%B7 ↑夢づくし ↓夢十 http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/search?idst=87518&key=%CC%B4%BD%BD ── 眠るまえに、あらかじめ見たい夢のメニューを予約します。 http://okwave.jp/qa/q6701268.html (No.5) 夜の夢芝居 ~ お気に召すまま ~ ── 夢劇場は、リクエストなし、予告編なし。 http://q.hatena.ne.jp/1104564449 全員集合! はてなアパート“新年会”のお知らせです。 ── 長文は読まれず読まれても理解されず理解されても忘れられます。 http://q.hatena.ne.jp/1228984531#a879103 三段話法 ~ 三行革命のすすめ ~ ── わたしは、原則32字詰×3行≒百字(一段落)で書いています。 http://my.chiebukuro.yahoo.co.jp/my/gswyn755 三行革命宣言 ── 夏目 漱石《夢十夜 19080725-0805 朝日新聞》連載 http://d.hatena.ne.jp/adlib/20060213 夢十話・草稿 ~ はてなQ&A ~
- rkd4050
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その課題は、おそらく課題を出した教師ですらも気づいていないほど難しいですから、出来が悪くてもいいから、あまり深く考えないで適当に仕上げた方がいいと思います。どうせみんなろくな作品を書いてきません。 というのは、初心者でもそこそこの物語を書けるようにするためのテクニック(Aだと思っていたら実はBでした、という構成にする)では通用しない課題だからです。 「こんな夢をみた」は小説家志望殺しのお題で、最初から夢だと断っているから、アイデアだけでは絶対に面白くならないのです。夢の世界ならどんな不条理なことでも起こって当然なので、プロット頼みの書き方ではまずうまく行きません。 ネタよりも重要なのが幻想的、怪奇的な雰囲気を作り出す描写力で、逆に言うと、描写力さえあるなら、たいしたアイデアでなくてもまともな作品に仕上がります。そして、そういう力は数日で身につくものではありません。 それでも真面目にやるというなら、萩原朔太郎の詩集や江戸川乱歩の怪奇もの(「人間椅子」など)あたりを読んで、あの気持ち悪い雰囲気を書き出すための技術を盗むといいでしょう。あとは、映画ですがヒッチコックの『鳥』とか、ヴィンチェンゾ・ナタリの短編"Elevator"("CUBE"のDVDに収録されていますが、収録されていないバージョンもあるので注意)とか。 とにかく雰囲気作りが大事。その上で物語としての様式美を無視した意味不明な内容にすれば、まあまあうまく行きます。大量のキャベツが転がってくるとか、ひたすら螺旋階段を上り続けるとか。人は理解できないものに恐怖しますからね。 そういった無意味な内容で原稿用紙5枚も書くのがどれだけ大変かは、やればわかります。それをやり切るために必要なのが描写力なのです。