- ベストアンサー
帯電防止剤の原理について
帯電防止剤について 4級アンモニウム塩が帯電防止剤としてよく使われるそうですが、どのような原理で帯電を防止するのか教えてください。 よろしくお願いします。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
帯電防止剤は、物品(固体または液体)が静電気を帯びるのを防ぐために用いられる、導電性を高める性質を持つ薬品で、導電性の低い物品が帯電すると静電気が生じるが、すぐに放電すれば静電気とはならない。従って導電性を高める物質が帯電防止剤として利用されます。 その物質の種類としては、非極性物質の導電性を高める極性物質や電解質が用いられる。また界面活性剤は疎水性物質の表面で水を吸着することにより導電性を高め、さらに摩擦を弱める効果もあるので、特に多く用いられます。 第四級アンモニウム塩は第四級アンモニウムカチオンNR4^+と他のアニオンとの塩です。このカチオンは正電荷を持った多原子イオンでNH4^+や第一級・第二級・第三級アンモニウムカチオンとは違って常に帯電しており、溶液のpHに左右されることもありません。 このため第四級アンモニウム塩は導電性がきわめて高い帯電防止剤としてとして使われます。