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倶利伽羅剣と不動明王
倶利伽羅剣は不動明王が持つ龍が巻き付いた剣とありますが 実際の不動明王の像を見てもみんな龍が巻き付いていません。 せいぜい通販で売ってる不動明王にたまに巻きついてるものがあるくらいです。 実際に龍が巻きついてる古い不動明王の像などあるんですか? もし無いならその由来はどこから来たのですか?
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会社でコーヒーブレイク中です。 今見たメールサイトで、かなり前の、本問と似た分野での私の回答に「お礼の言葉がついた」とのメールがありましたので、気分を良くして回答させてもらいます。 (^^;; 専門外、趣味レベルの回答だと、反応がないと「役立たなかった」と思えて、しばらく同分野はパスしていたのですが。まあ、その程度の回答になります。 私が持っている不動明王立像が、まさに通販で売っている像で、倶利伽羅剣を岩盤に突き立てて持っています。 が、古い明王像で倶利伽羅剣を持っているものを見たことはありません。 「ない」と書いた本を見たこともないので、「皆無」などと断言する気はさらさらありませんが、少なくても、私が持っている写真集や解説書には載っていませんね。 自宅のデーターベースが見れないので覚えている範囲ですが、倶利伽羅剣に巻きついた龍を倶利伽羅龍といいます。 分類的には「竜王」に属するのですが、この倶利伽羅龍王自体が「不動明王の化身」であったはずです。 そういう存在だから、あるいは本によっては剣は大日如来の悟りがもつ威光の象徴、巻きついた竜は煩悩の象徴という解説もあったりして、とにかく倶利伽羅剣そのもの(単独)も信仰の対象です。 で、勝手な考えですが、不動明王が不動明王の化身(倶利伽羅剣)を持つ、というスタイルは本来ありえないはず。 それが、作られてこなかった理由なのではないでしょうか。筋は通っているように感じます。 ちなみに、上記立像の原型を作ったのは中国人(豪華好き)の名工さんですので、そのあたりの感覚が違うのかも、ですね。
お礼
そうなんですか…。無いみたいなんですね…。 確かにその理屈だと無くて当然といった感じですね。 剣は単独なんですね。よくわかりました。 お答えどうもありがとうございます。