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自我について(易しく解説お願いします)
先日、統合失調症と自我境界についてお尋ねしました。まだ、お礼が出来ておりません。と言いますのは、自我について、よくわかっていないからだと思います。 統合失調症の家族のS子はカウンセラーから自我境界があいまいになっているという説明を受けました。 自我とは何でしょうか。どうか、心理学の素人の私にもわかりやすくご説明いただけませんでしょうか。 よろしくお願いいたします。 先日の質問:http://okwave.jp/qa/q7144551.html
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- oscar91
- ベストアンサー率53% (8/15)
自我といっても色々定義がありますけど簡単に言うと、 「価値観」「好き嫌い」あとは「個性」「思い込み」「思考 と感情を合わせたもの」「個人の脳内」とかですね。 で、この「自我境界があいまいになっている」という場合の 自我は「個人の脳内」と考えると良いと思います。 「自分と脳内」と「他人の脳内」の区別がつかなくなる →色々な妄想、錯覚 「自分の脳内」と「現実、世界」の区別がつかなくなる →色々な妄想、錯覚 妄想は誰にでも多少ありますけど、普通はそれが妄想か現実 かが大体判断出来る。(ここは個人差がありますし、思春期の 女性だと妄想が病的になる人も多いですけど) で、「自我境界があいまいになっている」というのは「妄想と 現実の区別がつかなくなっている」という事です。 例えば 「あの人が私に近づいたのは、絶対に私を騙して、金を巻き上 げて、私の全てを奪って、逃げるつもりだ、その証拠に~~~ だ、間違いない」と妄想し、本気でそれを現実の事であるかの ように錯覚してしまう、という感じです。
- tumaritou1
- ベストアンサー率28% (260/913)
脳の機能から説明すると分かり易いかも知れません。人間の脳内には二つの意識が在ります、科学的な文献から紹介します。 ウイキペデアからです。 ”ロジャースペリー 分離脳 ノーベル賞受賞者 受賞年:1981年 受賞部門:ノーベル生理学・医学賞 受賞理由:大脳半球の機能分化に関する研究 ノーベル賞の受賞理由となった業績として分離脳研究がある。てんかん治療の目的で半球間の信号伝達を行っている脳梁を切断した患者に、片方の脳半球に依存することが知られている作業を行ってもらい、二つの脳半球が 『それぞれ独立した意識』 を持っていることを実証した。” この場合の左脳の意識が『自我意識』です。顕在意識とも云っています。 心を病むという場合は自我意識と右脳の意識が対立したり矛盾を起しています、つまり争いを起して戦っている状態です。この場合は『自我意識が出た状態』つまり、意識地獄と言う状態になって『心に、無意識から圧迫が加わった状態』になって、大変心が苦しいという症状になっています。この辛さを『生き難い想い』と感じます。 統合失調症の場合は、この二つの意識は『背中合わせになった状態』になって、勝手に右脳の意識が出たり、自我意識が出たりしています。二つの意識の連絡状態が、悪い事になっています。 健常者という場合には、今の場合と違って大変にスムーズに連絡が取れたり、交替制が分らないほどスムーズに行なわれている状態です。 この交替制が上手くゆかない場合には『三つの場合があります』右脳の機能と関係しています。 右脳の機能は『全て命を守る働きからですが』身体機能面としての機能。行動面からの働きとしての機能、心や精神活動として働く機能が在ります。 二つの意識の間に、疑いが差し挟まれた場合に身体の機能面の場合には『自律神経失調症』 行動面に疑いを持った場合『神経症』 心理的や精神的や心に対して疑う場合を『心を病む』と名前が分かれますが、全て『心の矛盾』の別称です。 心を病む事が、その人の限界点を超えた事が、統合失調症を引き起こしています。つまり恐怖に耐えかねたと云う事かと思います。 恐怖症とは『現実には無い恐怖を頭の中に創り上げている事を意味します』是が妄想です。高所恐怖症や広場恐怖とか、パニック障害等も全て『右脳からの情報の解読を、受取ろうとしない事によって、更なる拡大された情報が再送された』現象です。 始めに送られた『小さな不安』をそのままに受取っておくだけで、もう再送されなくなります。小さな不安をそのままに受け取る事が、心の矛盾が解消された姿です。 不安の時の対処方法をしっかりする事で、不安を受け取れるようになります。人生に対する不安、或いは自分に対する不安を受止めれないでいる現象です。
- spongetak
- ベストアンサー率70% (12/17)
自我という概念自体、さまざまな議論によって手垢がついて、複雑なものになってしまっています。 その人自身は、その人自身です。 それは知覚したり(入力)、行動を起こしたり(出力)したりできます。 それは筋道だてて考える能力を持っています。 心は記憶(あらゆるデータ)を蓄えておくことができます。 その人自身が、利用できるものです。 基本的な状態では、記憶の一貫性は保たれており、また、性格も自然な形で一貫しています(それは、本来的には、変えようと思えば本人が変えられるものです)。 さまざまな過去のストレスを伴った経験や何らかの圧力により、 他者の性格を身につけたり、性格の一貫性を自身がコントロールできないようになったり、 現実の物理的世界の出来事と、思考の世界とを区別できなくなったり(境界があいまいになる)することが起こります。 これらの複雑な現象については、いくらでも説明することは可能です。 ただポイントは、解決・改善のためには、その人の本来の能力自体を向上させる方向で、アプローチすべきだということです。 人間自体の精神的な問題の解決については、問題を分析して、問題に注意を向けても、それほどうまくいきません。