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児童心理に詳しい方お願いします。
こんにちは。初めて質問させていただきます。 いつの頃からか「発達障害」というカテゴリーが世の中に浸透してきましたが いわゆる「定型発達」の子どもの定義というものはあるのでしょうか? なにをもって「定型発達」とするのか。 よかったら教えていただけないでしょうか? よろしくお願いします。
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No.2です。 早速、お返事を書いてくださり、ありがとうございます。 >>つまり、発達検査は、標準化を行って作成され、基準が設定されていますから、それに沿う発達が、「定型発達」 であるとする考え方です。 >そうなんですね。それならばいわゆる「グレーゾーン」といわれる亜系群が出てきてしまう というのも理解出来る気がします。 そうなると、いわゆる「グレーゾーン」に関しては臨床的な診断が難しく、「経過観察」ということになるのでしょうか? おっしゃるとおりだと思います。 発達障害は、心理・行動発達上生じる、障害ですが、定型発達と比較して、その逸脱の程度が甚だしい状態を指していると考えることができます。 知的障害の場合を考えますと、Wecsler式の知能検査では、IQ=90~109の範囲に50%の子どもたちが含まれるように換算値が設定され、この範囲が「平均」とみなされます。 さらに、IQ=80~89は、「平均の下」になります。 そして、IQ<70が「知的障害」と分類されますが、これらの間、すなわち、IQ=70~79は、「境界線クラス」と呼ばれますが、それと同様のことと理解していただければよろしいと思います。
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- vzb04330
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No.1の方のように、理論に沿った形で発達しているという説明も成り立ちます。 また、操作的な定義をすれば、例えば、何かの発達検査で、1歳半では、単語が3つ出ているとか、3歳で性別が自覚できるという検査項目があるとします。 これらに沿った形で発達しているということが、「定型発達」であると、定義することが可能です。 つまり、発達検査は、標準化を行って作成され、基準が設定されていますから、それに沿う発達が、「定型発達」であるとする考え方です。 標準化に際しては、ある項目を何歳何ヶ月に相当するかを判断する基準として、その年齢の子どもたちの50%なり、75%なりが通過するという基準が設けられていますから、それを根拠にして、「定型発達」とみなすことには一定の根拠があると考えられます。
補足
分かりやすく掘り下げていただき、ありがとうございます。 >つまり、発達検査は、標準化を行って作成され、基準が設定されていますから、それに沿う発達が、「定型発達」 であるとする考え方です。 そうなんですね。それならばいわゆる「グレーゾーン」といわれる亜系群が出てきてしまう というのも理解出来る気がします。 そうなると、いわゆる「グレーゾーン」に関しては臨床的な診断が難しく、「経過観察」ということになるのでしょうか? すみません。また質問形式になってしまいました。 よかったら、教えていただきたいのですが。。
- suzuko
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ピアジェの発達理論などがそれでしょう。 「定型発達」の子どもの定義というよりも、同年齢の子どもの8割がたが到達する発達段階とは言えるとは思います。
お礼
そうなんですね。同年齢の子どもの8割がたが到達する発達段階と考えると「発達の凸凹」という表現も理解出来る気がします。 どうもありがとうございました。
お礼
大変分かりやすいご回答をありがとうございました。 >発達障害は、心理 行動発達上生じる、障害ですが、定型発達と比較して、 その逸脱の程度が甚だしい状態を指していると考える事ができます。 大変イメージしやすいです。 「定型発達」というよりは「標準発達」というほうが、私たち素人には理解しやすいのではないか? と思ったりしました。「定型」というからには、何か定義が存在するのだろうかと。 大変、勉強になりました。どうもありがとうございました!