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「ください」と「下さい」の使い分けについて
http://okwave.jp/qa/q2019201.html にも同じような質問があるのですが、例えばお祝の言葉で「すてきな家庭を築いてください」と書くとします。 この場合は、補助動詞として「ください」で良いのでしょうか?
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公用文における漢字使用等については、次のように定められています。 http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/joho/kijun/sanko/koyobun/pdf/kunrei.pdf 1.漢字使用について (2) キ 次のような語句を、( )の中い示した例のように用いるときは、原則として、仮名で書く。 ...ていただく (報告していただく) 【動詞】の場合 相手にある物、物事を請い求めるときは、漢字で「下さい」と書きます。 (例) 御返事を下さい。お金を下さい。 【補助動詞】の場合 「~してください」のときは、ひらがなで「ください」と書きます。 (例) 教えてください。お急ぎください。 「ください」と「下さい」は、使い分けてください!
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- bakansky
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> 「ください」と「下さい」の使い分け それは全くその人の好きなようにすればよいはずです。 普通は 「下さい」 だと思いますが、「ください」 と表記しても何ら問題はありません。 「お早うございます」 と書こうが 「おはようございます」 と書こうが、どちらでも好きにすればいいのと同じことです (ただし 「こんにちは」 を 「今日は」 と書くと、「きょうは」 と紛らわしいので、平仮名の方がありがたいな、という場合はあります)。 「ください」 は 「くださる」 の命令形。ご指摘のように、補助動詞としての 「くださる」 は、たとえば 「お」 の付いた漢語や、動詞の連用形、あるいは助詞の 「て」 や 「で」 の下について、相手に対する尊敬の気持ちを表すと同時に、その動作が自分に 「与えられたもの」 すなわち謙遜の意思表示でもあります。「与えられたもの」 というのは 「下されたもの」 でもあるので、「下す」 と漢字を交えて記述されますが、「くだす」 と表記しても何も問題ありません。 「すてきな家庭を築いてください」 という場合の 「ください」 は、「与えられる」 というニュアンスは希薄であると思われますので、相手に対する尊敬の気持ちを表す、ということでよいと思います。