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クジラやイルカはなぜ一生歯
クジラやイルカの歯が生え変わらないのはなぜですか?
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水族館のイルカショーを思い出してみると、飼育員は魚を切り身にするか、頭のほうからイルカの口の中へほうり込んでやっています。 イルカは魚を噛まずに丸呑みしてますね。 小魚やオキアミなどを食べるヒゲ鯨にはもともと歯はありませんし、歯鯨類は丸呑みしているかどうかわかりません(大きなイルカを鯨と呼ぶので、たぶん丸呑みだと思います)が、マッコウクジラを考えて見ると深海で大王イカ(肉は柔らかい)などを食べているようです。 ご承知と思いますが、食べ物を噛みちぎったり仲間で奪い合うサメは、歯が何列も生えていて、前の列が弱ると次の列の歯が前に出てきて食べ物を噛むようになっています。 つまり、イルカ・鯨類は、歯を獲物が逃げないように押さえることに使う程度で、サメや人間のように強く噛んだり咀嚼しない。 よって摩耗せず、生え替わらせる必要がなかった、ということでしょう。